これを書いているのは3月11日の話。 木曜日に後輩とカラオケに行って宇多田ヒカルの歌を歌ったせいもあり、 以前買っていたけどちゃんと聴いていなかったベスト盤を、くりかえして 聴いていた。 今になって、“Automatic”や“Can you keep a secret?”の歌詞の世界が 異様に、泣くほどよくわかるなと思ったと同時に。 “光”や、“traveling”、“SAKURAドロップス”、“Letters”、“Colors”の その歌詞の世界と一緒になった名曲さ度合いに、かなり胸打たれる。
前に、“誰かの願いがかなうころ”を聴いたときにも、私は似たような レビューを書いたような気もするが。 この人の魅力は、そのおそろしい孤独、という所にあるように思う。 私の中で、どこかモーツァルトに通じる。 アマデウス・モーツァルトという人の、天上の音楽というモノと、宇多田ヒカル の曲とが、別に似ている訳ではない。似てるんじゃないんだけど。 その、何かつきぬけすぎている感じが共通するなあと思うのだ。
天から才能を与えられたという、しあわせと不幸。 不幸って言うのは失礼なのかもしれない、きらきら光る虹みたいな星みたいな 光のかけらと、反面見え隠れする深い闇。 そんなものをかいま見る。曲を聴いて歌詞を考えているときに。 そして涙が出ちゃったりするのだ。
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