日記

2005年01月09日(日) ターミナル(映画 byトム・ハンクス)

映画がはじまる前、私は友人KとTに、「トム・ハンクスって演技上手すぎて
ちょっと嫌なんだよね」と言っていた。
それは彼の映画(ビッグとか、アポロ13とかフィラデルフィアとか)を
いくつか観てきて、グリーン・マイルを観たときにつくづく思ったこと
だったのだが。

でも、この“ターミナル”を観終わった後では、
「ごめんトム・ハンクス! 嫌とか言えない程うまいよ。私感動しちゃったよ・・・」
などと思っていたのだ。

ストーリー上、これはやりすぎだろう!とか、都合いいなあと思う部分も
まったくないってことではない。
でも、観ていて、映画全体を通して、いや、ラストに近づくにつれて伝わる、
幸せな匂いみたいなものに、打ちのめされている私がいた。
打ちのめされたと言うか・・・こういうのがスピルバーグという監督の、
一番いいなあと思うところだなあと、つくづく思ったというか。

スピルバーグの、イイなあと思うところ。
予定調和かもしれないけれど、基本的に観客を、裏切らないような所が
あると思う。

それは壮大なおとぎ話を描いているとも言える。
観た後に、それを観た人の心の奥に、なにか幸せな余韻みたいなものが、
その残像が、すうっと虹みたいなうつくしい光の尾をひいて残る。
そんな何かを描いている。
夢物語みたいな、現実には無いようなことだから、逆に人が求めてしまう
ような何か。
そんな幸せな余韻が心に残る映画だったと、そう思い、観てよかったと
いい気持ちで映画館をあとにする私がいた。


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dona-chan