日記

2004年01月10日(土) 【FFF】

藤井フミヤのソロ1st.ツアー【FFF】のビデオを、8〜9年振りに観た。
(途中、かなり我ながらイっちゃってる表記があるかと思いますがご了承
ください。)

1曲目“BIRTH”。
背後から、金色の光に照らされて。
暗闇の中から、シルエットであらわれて。
両手を広げたあの人を見て、涙が出たのを覚えている。
神様かと思ったくらいだ。
こう言うと誤解を生みそうだが。
そう思った気持ちはウソじゃない。
どうしよう。こんなにも。って。
こんなにも待ってた。って思った。
解散以来、1年半ぶりで兄をこの目で、生で見たとき。
5月末、福岡サンパレスの1日目のオープニングで。
“きっとその人に会うために♪”なんて歌われて。
今見ても、「やーん」なんてバカみたいに呟いていたりする。笑
“きっとその人にめぐり会うために”
ゆっくりとその手を動かして。
目を閉じて歌う。少し首をかしげて、肩をあげて歌う。
“BIRTH”という、尚ちゃんにしか書けないなと思ってしまうような、
あまりにもスケールが大きい曲を、透明度あふれるあの声で歌う。
久し振りに、もう8年とか9年ぶりにビデオを観て。
当時、自分がこの人のことをどれほど好きだったかと。
そんなことを思い出した。一瞬で。たった一曲で。

そして2曲目“BODY”。
真っ赤なライト。点滅する。
レポ書こう、などと思って手元に用意していたノートとペンの存在なんて
うっかり忘れ、固まって見入ってしまう私!笑
すごいカッコつけて。演じて。
行きすぎるくらい行き過ぎてる頃の。
でもそれが、怖いくらいにカッコいい頃の映像。
そしてスティーヴ若い! 髪あるし黒髪!笑
一人でステージをNYのスラム街みたいにしてる。カコイイ!笑
そして長田進もカッコいい!(笑 当時のバンマス長田進が好きだった私です。)

“100Vのペンギン”。
1曲終わって、ハッと気付く。
あまりにも集中して一心不乱に観てしまった・・・。
間奏のときの、閉じ込められたパントマイム。
そんな風に、思っていただろうか? 兄は。なんて思う。
閉じ込められている、と思う瞬間が、確実にこの人の中にあっただろうかと。
この目に一体何が映ってたんだろう? 何を見てるんだろう?と思う。
兄の視線。
そして片手を広げて。
“過去の消えたこの街”と歌う。
消したかったの? なんて思ってしまうのは・・・ごめん私も行き過ぎてるか。

“Count up '00s”でこのライブの完成度の高さを知る。
自由自在に。
歌ったり。
踊ったり走ったり笑ったりしている。
天下無敵な頃の兄だ。
私は、実はこの頃の兄のビジュアルについて、それほど好きだったということ
でもないのだが。
それでも、あまりにカッコいいと思わせる。
勢いに満ちている。なんて思う。

そして続く元アレンジの“エロス”のカッコよさ。
背後に映し出される映像に、どこか時代を感じるが。
売れて欲しかった曲。なんだよなあ。
どうしてこのとき、テレビで1〜2回しか歌わなかったんだろう?
などと今更思う。

“告白”。
最初の一音、“ビーン♪”と鳴った瞬間、「キャー」などと呟く私!笑
すごく好きな曲。これ。
大体、秘密の多い兄。というのが好きなのだ。騙されてると言われようとも、
そういうところからファンになっちゃってるのだ。
囁くように“お前になら教えよう オレのこと”と歌われて、どうしろって?笑
そして、ソロ初期のこの人を堪能する一曲だと思うのは、マニアすぎる意見
だろうか?
ステージ真ん中に、宝石のように水晶のように組まれたライトが降りてきて
暗闇に白く光って浮かび上がる。
海の底で光る宝石みたいに。真珠みたいに。
そしてマイクを女に見立てて。ささやくように。
ステージ上にゆっくりとマイクごと倒れて、歌う。
その官能の一瞬。
エゴラッピンの歌に、“官能漂流”という曲があるけれど。まさにそんな感じ
だと思う。この“告白”を歌っているときの兄。というのは。

“I have a dream”。
すっごく気持ちよさそうに歌ってる。
ここまで来て、ライトに包まれて、はじめて優しく笑ってみせる。
目の表情がやさしい。とか。
そういうのがわかる一瞬が、すごく好きだったなあと、そんな風に思う。

“落陽”。
大好き。
夕陽みたいな赤いライトで。
これも初期フミヤの、隠れた名曲だと思う。
その切なさの色。淡々とした中で泣ける感じ。
ただぼんやりと、そんなことを考えながら観ていたら、突然来た。笑
当時。『エンジェル』というアルバムを聴いて仕事のことなんかをやり過ごし
ていた。
救いとか、そういうことを思うことすらせず、でも無意識の内に助けられていた。
そういうことを他の人が私にとやかく言う権利ないんだよなあ。(ちょっと
最近、そういうことが微妙にあったのだ。)
だって私が、黙って、誰にも言わない部分でこの人に助けられてたのは
本当だもん。って。そんなの、どれだけこの人が私の人生にとって結果的に
必要なものだったとか、そういうことは私にしかわからないんだよなあ。って。
そんなことを思いながら観ていたら、その楽曲のよさと重なって胸に来て、
突然涙が出た。って感じだったのだ。

“白い太陽”。
実は『エンジェル』というアルバムの中核を成す曲では?と思う。
この中盤から後半にかけて盛り上がってくる感じ。秀逸。

そして“NANA”。
赤いスーツに着替えた兄のカッコよさ!笑
うわカッコいいーとか、思わず呟いてしまった。笑
そしてシェケラ持ってステージ上をくるくる回って踊っているスティーヴ素敵!
ステージ上と客席との間の、1time〜2times〜3times〜・・・Last time!の
掛け合いの楽しさよ。
終わった後、うわカッコよかった・・・などとまたしても呟いていました。

そして白いスーツで“TRUE LOVE”へ。
この頃の兄の目は、本当にヤバイ位だと思う。
それでも完全に何か大きなものに流されて行ってしまうことなく、10年もの
長い間泳いできたあの人に敬意すら覚える。なんてことまで思う。
そして、こうやってライブの終わりに聴く“TRUE LOVE”はやっぱり良くて、
なんだかんだ言って私はこの曲、結局好きだよなあ。と。
そんな風に思った。

ラスト。“エンジェル”。
まっしろな服で。
もう、本当に黒とか赤とか白とか似合う人だなあ。
何色にも変えることができる人だなあと思う。
キレイな顔。なんてことまで思う。笑
“こぼれ落ちた涙の上にそっと舟を浮かべ♪”という歌詞。
12月に初めて会った、Nさんというファンの方が、凄い歌詞だと思うと
言っていた。
改めて聴いていて、本当にそうだなあって思う。

そして、思わずエンジェルの終わりで拍手した後、光が中心に向かって収束し、
オープニングと同じにあの人のシルエットが闇に浮かび、“BIRTH”の1フレーズ
が流れて、ライブは終わる。
つくづく、SHOWだなあ、と思う。
そして、確かに私の中でも、97年の『PURE WHITE SUMMER TOUR』まで、この
『FFF』というライブは一番のライブだったのだが、本当に完成度の高いライブ
だったんだなあと。
ダイジェスト版的なこのビデオを観ても、つくづく、そんな風に思ったのだった。




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