| 2003年01月12日(日) |
ノルウェイの森(村上春樹) |
村上春樹という人の、『ノルウェイの森』という小説。 この話を私が初めて読んだのは、たしか高校2年の冬、クリスマス前とか その辺りだったんじゃなかっただろうか。 当時、緑と赤の表紙の上下巻ハードカバーのこの本は、ベストセラーとなって 世間でものすごーく売れていた。 友達が買ったというので、弱冠興味もあり、貸してもらったのだ。
17歳くらいの私は、これを最初に読んだとき、全然理解できなくて、大嫌い だと思った。 こんなに気持ち悪い話はないと思ったのだ。 冬のめちゃめちゃ寒い部屋で、なぜか暖房も入れずに、イヤ〜な気持ちで 読み進んだことを今でも覚えている。そんなに嫌なら読まなきゃいいのにね!笑 そして、そういう風に思ったことを、今思えば、なんて子供だったんだろう! なんて思う。
その後24歳くらいのときに、2度目に読み返したとき、ああ、なんだかちょっと 理解できるような気がする。と思った。 その時も、「これが大人になるってことか?」なーんて思っていたものだが。
そして今日、30歳になって改めて読んでみて(この中の登場人物である レイコさんとほぼ同じ年になってしまって微妙にショックな私だが。^^;)、 この中に書いてある、途方もない孤独とか、うつくしさだとか、かなしさとか、 そういうのが、昔よりもずっと強く感じられて我ながら驚いた。 しかも最後の方とか、泣いちゃってるし! 私!笑 上にも書いたレイコさんが、主人公のワタナベくんに、「辛いだろうけれど 強くなりなさい」「もっと成長して大人になりなさい」とラスト辺りで言う所、 そこに一番心打たれていた。
昔理解できなかったことがわかるようになる、ってことが、本の世界には結構 あって、それはかなり素晴らしいことのように思う。 そして、ちょっとは成長したってことか? なんて思ってみたりするのだったよ。
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