| 2002年11月17日(日) |
再びハネムーン。(by吉本ばなな) |
最初はそう大好きだとか思っていなかったのに、後から何度も読み返してしまう 本とか、何回もビデオで観てしまう映画というのは確実にある。 私にとってそれは、映画で言うなら『恋愛小説家』や『ザ・エージェント』、 本で言うなら、吉本ばななの『ハチ公の最後の恋人』や『ハネムーン』なのだが。
ということで、2〜3日前の日記にもちらっと書いているのだが、最近、お風呂 タイムに、文庫版の『ハネムーン』を読み返している私である。
この前横浜に行ったとき、それはもう素晴らしい楽しさで、今思い返してみると フミヤライブ関係以外で私があれ程楽しかったのは、本当に3年ぶりとか、 そんな感じじゃないだろうか? って程だった。 そんな中、マリンルージュという船に乗り、夕暮れ時の横浜・みなとみらいや ベイブリッジを見て、それがもう凄く綺麗だったとは、先週の日記にも書いてた ことだが。
実は(よくあることだが)私は船というものがあんまり好きではなく(なぜなら 酔っちゃうので)、内心マリンルージュに乗ると言われたときも、ものすごく うれしかったかと言うと、そうでもなかった。酔っちゃったらマズイよなあ。 たぶん大丈夫だと思うけど。と思ったのだ。
ところがところが。 酔うどころか、後から思い返してみると、それがものすごーく楽しかったみたい なのだ。特に、港に戻る頃になってデッキに出て、「夜がすごい綺麗なんだよ」 とK原支社長に言われて見た、インターコンチネンタルとかランドマークタワー の方、いわゆるみなとみらい方面の綺麗なことと言ったらなかったのだ。 たしかあの時、私は思わずNちゃんに、 「すごいすごい! すごい綺麗だね!」などと興奮して言ってた気がする。
そのことを、今日お風呂で『ハネムーン』を読んでいて、私の大好きなラスト から2章目の、主人公・まなかちゃんのお母さんが語るくだり、 「世界は私がどうなろうとなんとも思っていないけれど、世界は面白くて 美しくて愛情みたいなものにもあふれていて、なにがあるかわからなくって、 その中で泳いでいる私は全然かわいそうなんかじゃない、と思った」という ところを読んでいて、その横浜で船の上から見た景色があんまり綺麗だったのを 思い出したのと同時に、そこに書いてあることについて、ああ本当にそうなんだ よなあ! と、思ったのだった。
私がどんなに絶望しているなんて思うことがあったとしても、それは他の人から 見たらたいしたことじゃ全然なくって、そして世界は皆の目の前に同じように ひらいているものだよなあ! なーんてね。 そんな風に思って、再びがんばろうなどと思っている、なんと言うか単純と 言うか、素直な私。なのでしたよ。ははははは。
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