| 2004年01月29日(木) |
増やすだけじゃねぇ・・・ |
活発になってきた半導体業界。 ウチの職場は装置メーカにとある部品納入をしていますが、この部品の 発注が急激に増えてきました。これは以前から予想されていたペースより 半年ほど前倒しになっているようです。
以前の予想では、2004年度後半から2005年度にかけて設備投資が 行なわれるというものでしたが、数ヶ月前から設備投資の前倒しが一部の リサーチ会社やアナリストから発言されるようになり、それが実現してきた 結果となっています。
納入する会社としてはうれしい悲鳴を上げていますが、うれしい顔をして いるのは営業マンだけで、現場や設計の対応は繁忙を極めており、工程が タイトであることを超えて、キャパ不足もはなはだしいという有様です。
例えばこれは現場のスペースが足りないとか、人が足りないとか言いますが、 本質的にはこれが解決すれば問題は解決するといったことではないと自分は 考えています。
どういうことかというと、仕事のやり方を変えずに場所を広げる、人を増やす なんてことをやっていても、それは設備や人材の増加、つまり固定費の増加を 意味しています。好況の時にはそれでも問題は隠れてしまうかもしれませんが、 商況が落ち着いた時に余った設備や人材をどうするかという問題が予想されます。
考えるところは、「増やす」ということではなくて、「知恵を出す」という ことであって、いかに頭を使って目の前の問題をこなすかにかかっていると 思います。要は仕組みとか運用の問題であって、そこに手を入れないで目先を しのぐやり方はいずれ崩れていくと思うわけです。
目標は収益を伴った事業の成長ですから、現場のスペースも人材もいずれ不足 してくることになります。しかし、中小企業がただ規模を大きくするだけの ことで大企業になれるかというと、そう簡単にはいきません。やはり知恵を出す 人がいて、それに付いて行く人がいて、実行する人がいて、判断する人がいて。
頭脳と身体の役割をする人がそれぞれ存在し、うまく融合していくことが大きく なるための条件だと思っています。そのためには今の運用では所詮、中小企業の ままであり、大量のモノが流れていくとすぐにパンクする体質です。
思わぬ好況になってしまうと、舞い上がってそういったところを見逃してしまう ことになりがちです。目の前の注文を捌かなければなりませんから。工場の 人たちは頭がパンクした状態で冷静に物事を考える余裕なんてないでしょうから、 こういった時には自分のようなヒマ人が登場すべきなのでしょうか。
ヒマ人というのは仕事がなくてヒマにしているということではなくて、受注活動を していない立場であることを例えて言ったまでのことですのでお間違えなく。
明日は上司との面談があります。 このような事業の運用にかかわることをそろそろ考えなければならないことを 訴えてみようかと思っています。本格的に没頭していない立場だからこそ言える ことなんでしょうからね。どっぷり浸かってしまったら自分の壁を作ってしまう のは誰も同じことだから非難は出来ないけど、だからこそ一歩引いたところで 事業を見てみることも大事になってきます。少なくとも自分はそう思います。
というわけで、明日はひとつ話することが出来ました。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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