| 2003年12月02日(火) |
長期の展望も短期では否定すべきこともある |
誰か言っていたなぁ。
「形のあるモノは変えられるけど、人の魂までは変えられない。」
職人魂のことを言ったものですが、この魂とはどこで作られるのでしょうか。 オレにしかできないというプライドなのでしょうか。もしそうだとしたら時間が 解決するものでしょうか。長い時間を要してできるようになったものでしょうから。 でもプライドと魂が同じだというのはピンときませんが。
さて話は変わりまして、今日のニュースステーションにNGO団体であるピース・ ウインズ・ジャパン代表の大西氏が出演しました。その中において彼は自衛隊の 派遣に否定的な発言をしました。時間の捉え方が問題だと言いました。つまり彼は 復興を3〜4年のスパンで考えろということであり、派遣そのものに反対している わけではありません。派遣をする前に政府としてやることがあると言っているわけ です。なぜなら人道的支援は経験のあるNGOが戦後ずっと活動を続けているから です。経験の中には当然ながらテロやゲリラへの対策も含まれています。 国家が関与していないからこそ活動できた面も大きいでしょう。
ここで自衛隊が派遣されるというのは、国家の一部が関与してくることであり、その 国家の判断はアメリカの意向を汲んだものであり、そのアメリカの意向を汲んだ 自衛隊がテロのターゲットになることは明白です。だからその自衛隊が現地で民間や 政府の出先機関が行なう人道支援において安全を守るなんていうのは、逆にテロの 危険に晒すというのはその通りです。
その意味で自衛隊の皆さんは大変な任務なわけです。自らテロのターゲットになる ために現地に赴くわけですから。本人の意思とは別のところで決められた判断により。
小泉内閣の欠点は、長期に渡って実行すべきことを短期に行なってしまおうとする ところが見受けられることです。ただ、だから止めてしまえということではなく、 やるべきだけど、今やるべきでないということです。これは先延ばしではなく足元 固めのため。政治の悲しいところは、4年以上先のことは自身で約束できないこと。 だから在任期間中に実行できないことはやるとは言えません。
小泉首相の発言を聞いていると分かるのですが、そういった発言がありますね。 もしこれを約束してしまったら、従来の自民党と同じことになります。 政治家が約束したことは守らなければならない、とね。いつまでたっても。
小泉首相の信念を支える魂って何なのでしょうねぇ。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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