しむちゃんのつれづれ日記
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2003年11月19日(水) つまらないことで言い争いはしたくないから言わないけど

本当は今日載せたいことを用意していましたが、上司のひとことが自分を
ムカつかせたので、少々そのことについて愚痴らせて下さい。

傍から見るとつまんないことに聞こえるかもしれませんが、それは馬刺しの
話題になった時のこと。同期の人間が用事でウチの職場に立ち寄った時に
出張で熊本に行くから、その時に霜降りの馬刺しで接待だと言い、それに
上司が霜降りはうまいよなと言っていたから、自分が口を挟みまして、

「霜降りの馬刺しは地元の人は食べませんよ。あれはヨソの人向けです。」

と言うと、

「キミが言うのは嗜好の問題だろ?好き嫌いは何にだって誰にだってあるよ。
一般的に霜降りはおいしいものだ。」

と言うのでカチンときました。
オレの言っていることが正しい、と思っている人にいくら説明をしても聞く
耳を持ちません(少なくとも彼らはそうです)から、ムダなエネルギーを
注ぐことはしませんでしたが、地元の人間を目の前に否定するとはいい度胸。

あんたの言う一般的とはサンプル数がどれだけのもんだと問いたいところ。
圧倒的に自分の方がサンプル数が多いから誤差は明らかに小さい。シックス
シグマを習得した人の発言とは思えない。ただの思い込みです。しかも、
当地に住んでいるわけではないからあくまで聞いただけの情報です。こちらは
地元の情報がいやでも耳に入ってくるし、お邪魔したお宅でも来客用には
霜降りではなくて赤身です。わざわざ太らせて脂肪の乗った馬刺しを食べる
習慣もない。そりゃ好きな人はいるでしょう。その数が多いかどうかを言って
いるわけです。みんな霜降りが好きで食べていたら、自分も霜降りを口に
していたでしょうよ。霜降りはおいしいと耳にしていたでしょうよ。それが
今の今まで霜降りがおいしいなんて地元の人から聞いたことがないという
ことは、その数が圧倒的に少ないということ。商業的においしいと洗脳されて
いる人はおいしいと感じるかもしれませんけどね。でも舌はそうそう変わる
ものではありません。

ちなみに自分の実家は久留米です。熊本県ではありません。
でも久留米は福岡の文化というより熊本と佐賀の文化に近い。福岡とは山で
遮られていますすが、佐賀や熊本とは分断するものが少ない。人の行き来も
福岡に比べれば多かった。言葉を見れば明らかです。博多弁よりも熊本弁に
限りなく近い。これは人の行き来が多かった証拠です。生活環境が近かった
証拠です。全てがそうだとは言いませんが、熊本の多くの知り合いやその
ご家族を見てきた限りでは、こと馬刺しは霜降りの「し」の字も出ません。
赤身が常識だからです。近所の肉屋とか馬刺し専門店に行っても霜降りは
売っていません。需要がないからです。

馬刺しの霜降りは牛肉の霜降りの影響です。
霜降りはうまいという観念を馬刺しにも適用させたかったのでしょう。
でも馬刺しにある脂身は馬刺しに合いません。馬刺しは生肉ですし、少々
馬独特のクサミがあるから、あの脂身の臭いは違った肉のように思えます。
だから自分の知り得る範囲の大半は霜降りを食べません。これは文化です。

こういった背景なんかどこ吹く風の彼らですから、あーだこーだ言っても
あっそ、てな感じです。しゃべるこっちも気分悪くなるからしゃべるのを
やめた次第です。

というか、言い方が問題。
オレの知り得る範囲では霜降りが好きだと言う人が多いぞ、と言えばいい
ところなのに、「一般的に」と言うから癪に触る。食文化を無視している。
土地が変わると食文化も変わることを全く理解していない。どこでも同じ
味覚を持っていると勘違いしている。恐らく彼らの地元のことを一般論で
切ってしまうと、その土地のことを知らないからだと反発するだろうに。
(ちなみにこのふたりは愛媛と埼玉の出身です。)

こんな上司とふたりで職場にいる時間が早く終わって欲しいと思うこの頃。
ちょっとしたことで憤りを感じてしまう自分にも反省しながら。

はい。今日は曇り。(東京地方)


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