しむちゃんのつれづれ日記
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2003年11月12日(水) 神社・お寺・お宮

これらの違いって何か知ってる?と問われて、その場ではうまく説明できず、
調べている最中です。

その場で答えたこととは、

・神社−仏教伝来以前から存在する神道に基づく神様を奉ったところ  
    天皇も神様に含まれる

・お寺−仏様を奉ったところ

・お宮−???

神社とお寺の違いは、社の前でかしわ手を打つか打たないか。
神様は社にいるわけではないから呼び出す必要がある。だからかしわ手を打つ。
仏様は社の中に奉ってある。そこに向かってお祈りをするからかしわ手は不要。

もうひとつ言えば、鳥居があるかないか。
鳥居をくぐるのが神社で、鳥居のないのがお寺。
神前に立ち入る際には決められたところから入らなければならない。
その入り口が鳥居。もともとは「入り戸」あるいは「入り人」と言った。
「入り戸」を逆から読めば「とりい」となる。これが鳥居の語源。
(神仏習合で混在しているところもあるという指摘は受けること覚悟の上。)

そういえば、お宮って何だっけ。きつねに油揚げだっけ。あれはお稲荷さんだ。
水天宮も宮という字がついているからお宮かな。でも水の神様、安産の神様
というからな。お稲荷さんだけがお宮かな。どうなんだろう。

なーんて、分かったような分からないような、自分でも要領を得ないことを
言ったなと反省しています。そこであらためて調べているというわけ。


神様を崇拝する心は精神文化。つまり、聖なる力は固定された何かに基づいて
いたわけではなくて、形がないからこそ自然の全てに神の存在を置いてそれを
伝承として伝え、地域ごとに様々な神様が言い伝えられているのだと思います。

仏教が入ってきてからも神道が根強く生き続けたのも、その言い伝えがあった
からこそだと思います。まぁ、「神」という言葉は天照大御神が起源とされて
いますから(日本では)、この流れだと解釈しても間違いではなかろうかと。
それはまさしく天皇直系を神と見なすことです。ただ、各地の神社と天皇家は
必ずしも結びついていないと思う今の段階では、天皇家を神社の守り神と直結
するのは危険だと考えています。古代から各地域で神と見なしたものを奉った
社が神社になったと考えるのが自然なんでしょうかね。もともとそこに神様が
いた場所ではありませんから、呼び出す必要があるのでかしわ手を打つ。

一方、お寺の方ですが、これは教派の違いはあれ、仏様を中心に奉っている
のはどこも同じですから、仏様が奉ってあるだけでお寺だと言ってもいいかも
しれません。公益として建立されたのがお寺で、個人の家は仏壇です。個人に
おいては亡き人を仏様と呼ぶのは仏教の教えなのでしょうか。とはいえ今では
葬式仏教に落ちぶれてしまった感はあります。仏様には手を合わせて静かに祈る。
(結婚式では神式・キリスト教式、葬式は仏式が主流。大晦日には除夜の鐘、
正月には3社参りなどと宗教が入り混じっていますね。クリスマスやバレンタイン
デーなんかは宗教とは関係なく広まったこの日本は何なんでしょう???)

日本人の宗教心について、このようなコメントがあります。(杉田荘治氏)
・日本人の宗教心の源は民族神道であり、それがいつも心の基調となっている。
・日本人にとっては神も仏も、本質的には同じである。
・生き仏
・日本人は一つだけの神、一つだけの宗派を忠実に信じることには、注意深い。
・日本人は祭りが好きで、神とともに楽しむ。

詳しい記述は彼のHPを参照して頂きたく。

さて、お宮さんですが、いろいろと見ているうちに、お宮=神社という記述の多い
ことが目に付きます。つまり、お宮とは神社境内の社のことを指しているということ
です。ということは、お稲荷さんも神社ですね。だから、神社・お寺・お宮と
いう分類ではなくて、神社とお寺の二つに分ければいいだけの話でした。
(例えば赤ん坊の「お宮参り」ってありますが、これは地元の氏神に対して、その
地区の氏子にしてもらうためのお参りです。お願いをしに行くのは神社ですよね。)

というのが今の時点での結論。

神仏習合とその分離などという歴史的な側面もありますが、話がややこしくなり
ますので、そのあたりは割愛します。

でも、外来の宗教は本来の教義とは違う形で入ってきてしまった(あるいは都合の
いい形、日本に馴染む形で広めた)ので、仏教もキリスト教も、ある意味では
どちらも日本教と言うこともできるわけで、違う宗教と解釈すること自体、意味が
薄れているのかもしれません。日本の神道も然りです。

格好や儀式に違いはあれ、やっている行為(お願い事をする)は同じでは。
神様頼み、仏様頼み。お願い事をすればかなえられるとするのは違和感が・・・。

はい。今日は曇り。(東京地方)


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