しむちゃんのつれづれ日記
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2003年10月15日(水) 社会主義のことを少々

経済学を学ぶ時に基本となるのは社会主義と資本主義の違いを覚えること。
詳細に理解するためにはテキストだけでは不充分ですが、表面的なところを
ながめるだけならそれだけで充分。

ただ、資本主義とは何ぞやというテーマはなく、社会主義とは何ぞやという
テーマの元、その目指したもの、それからその失敗と理由を書いている。
つまり社会主義を否定しています。全否定しているわけではありませんが、
社会主義から資本主義への変化は難しいと記述しています。

マルクスは資本主義は社会主義へ変化すると言っているようですが、それを
信じた人々がその意図を理解せずに資本主義を全否定してしまったのが
社会主義の始まりであり間違いであった。つまり資本主義の悪いところを
やめるだけでなく、いい所も悪い所も全てやめてしまったところに間違いが
あったわけです。

その後は試行錯誤の後、現在の姿に落ち着いています。
ソ連と中国がそのいい例ですが、経済の歪みはなかなか落ち着きません。

多くの国は日本も含めて資本主義社会の中で成り立っていますが、全てを
資本主義で構成されているわけでなく、社会主義の考えも導入されている
のが一般的です。差別のない平等な、というのが社会主義の代表例。
資本主義を壊さない程度の社会主義です。ですから平等な社会を目指すなら
資本主義を捨てる方向になります。大きな政府を目指すことになります。
政府が国民を計画的に管理することになりますから。

他人よりいい生活をしたい、そしてそれを叶えることができるのが資本主義。
他人と同じ生活以上の生活はないのが社会主義。

目指す所に違いがあるとはいえ、経済運営に違いを持たせることはできない。
なぜならどちらも市場が成立しなければ経済計算ができないから。つまり、
価値観を支えるベースが必要なのです。モノの価値、人の価値、お金の価値。

価値を算出するには時間も加味されますから、ここに金利と利潤の考えも
出てきます。期限があるのですから当然納期も出てきます。この時間という
観念がなかったからこそ社会主義は崩壊しました。納期がないんですから
物流が正常に機能するわけがありません。売って儲けるモチベーションも
ありませんから作ったら作りっぱなし。労働者は作ればそれが成果になるの
ですから、売れようが売れまいが関係ない。

しかし社会主義にも利潤の考えはあって、その利潤は国民の懐ではなく国の
懐に入るわけですから、お国のために労働するという考えになります。
言い替えれば、国の主権者のために働くことになります。自分の労働や生活が
正しいかどうかは個人が決めることではなく主権者が決めることです。主権者
が正しいと思ってやっていようがいまいが主権者が決めたことだから正しい。

主権者が統治しない国の国民からすれば、それはおかしいことだと見えても
おかしくありません。おかしいことだからといって是正を強制することは
内政干渉ですからしてはなりません。しかしながら他国に対して他国の国民の
生命や財産を脅かすことをしでかしたらそれを抑止することは必要です。

こういう行動を取る国がある限り、国家はその防衛に努める義務があるわけで
それに対するコストも負担しなくてはなりません。もちろんそのコストを負担
するのは国家ですが、国家財政は国民の税金で賄われている以上、国民の税金
でコスト負担することになります。国民に成り代わって国家が防衛手段を講じる
ことになります。(ここでいう国家とは納税者以外のことを指します。但し、
納税すべき人で納税していない人も納税者に含めます。)

今日の記述はイラクと北朝鮮を念頭に書いてきましたが、やみくもに非難を
するだけでなく、日本として何をすべきかを考えてみようと思い、導入として
社会主義についてちょこっと書いてみました。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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