『日々の映像』

2006年02月07日(火) 損害保険大手5社の保険金の不払い18万件(未校正)

 1月16日、日本の損保会社の不信感を書いた。7〜8年前のデーターであるが、契約者が支払う保険料の75%を損害保険会社の経費として使ってしまうというから驚きである。今も連日のようにアリコジャパンなど保険会社のコマーシャルが流れる。これはやや行過ぎているように思う。アリコジャパンは契約者から受け取る保険料の何十%を宣伝費に使っているのだろう。良心的な会社と思っているのであれば、この比率を公表すべきである。事故保険のネットワークビジネスもある。これを批判する人が多い。しかし、ネットワークビジネスは、ニューウエーズに見られるように、宣伝広告費は全く使っていないのである。この費用が利用者に還元されるシステムなのである。現存する社会のシステムを冷静に識別する必要がある。

 損害保険大手5社の過去3年間の保険金の不払いは「18万件・約84億円」に達した。東京海上日動火災保険など損害保険大手5社は2月3日、昨年発覚した保険金の大量不払いを受け、社長など計171人の社内処分を明らかにした。損保大手各社の処分発表は「社長報酬を1カ月3割カット」といった内容でしかない。加えて、大手5社の処分発表日まで同じのである。昨年夏の発覚以来、社長自ら公の場で不払い問題を説明した社がない点でも、足並みがそろっているという。不払いへの反省を契約者にいち早く示そうという姿勢などは何もないのだ。この業界は管理する行政の方は見ているが、契約者すなわち大衆の方を見ていないことも横並び体質なのである。この業界を管理する現在の金融庁の責任が大きいといわねばならない。しかし、天下りが続く限り、官業の癒着は改まる可能性は小さいといわねばならない。
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癒しの森911                                 2006年2月7日   

         トラックの女王とマラソン女王との対決

 陸上の香川・丸亀ハーフマラソンが5日に行われた。このハーフマラソンにトラックの女王福士加代子(23=ワコール)とマラソンの女王野口みずき(27=シスメックス)の二人が出場した。トラックとマラソンの女王対決は福士加代子が野口みずきを序盤から大きく引き離し、1時間7分26秒の日本新記録で快勝した。トラックの女王はロードでも強かった。スタートから飛び出した福士は序盤で簡単に野口を引き離すと、10キロを1万メートルの自己記録とほぼ同じ30分52秒で通過したというから驚く。野口は1時間7分43秒をマークしたが、惜しくも2位に終わった。まさに、トラックの女王がマラソンの女王を負かした瞬間である。

・福士加代子(23=ワコール)   1時間7分26秒  日本新記録
・野口みずき(27=シスメックス) 1時間7分43秒

 今までの新記録は、野口みずきが01年に作った1時間8分23秒で、福士加代子の記録はこれを1分余りも短縮する素晴らしい記録である。なにしろ10キロをトラックの10000メーターと同じスピードで走ったというから、さすがマラソンの女王もかなわない。

  ・マラソン界 またも飛び出す ヒーローが ハーフの記録は トラック並みだ  






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石田ふたみ