『日々の映像』

2006年01月13日(金) グループホームで焼死:どこに問題があったか

 長崎県大村市の高齢者グループホームで夜間に火災が発生し、男女の高齢者7人が亡くなった。痛ましい限りである。認知症(痴呆症)のお年寄りのグループホームは全国で急増している。グループホームは国の基準で1ユニットの定員を5―9人と定められている。職員の配置は日中がお年寄り3 人に対し1人、夜間は1ユニットに1人以上だ。しかし、夜間は宿直でも夜勤でもどちらでも構わないことになっている。今回の火災は宿直だったので、発生に気付くのが遅れたようである。

 グループホームは中軽度の認知症の人が対象で、動けない人はいないはずだが実態はそうではないようだ。火災のあったこのホームでは、自力で歩けない人が9人中3人いたというから驚きである。昨年6月の「生涯青春の会の発足の集い」で、痴呆老人を介護する場所がなくなっている旨を強調したが、今回の事故はその深刻さを証明している。少なくとも自力で歩けない人をグループホームで収容することを認めている厚生労働省の姿勢はどうかしていると思う。これではグループホームどころか、ただの痴呆老人の捨て場所である。

 厚生労働省が「認知症介護の切り札」としてグループホームに力を入れてきたのだ。しかし、小規模であっても火災報知機の設置ぐらいは義務付けるべきである。火災報知機も無く自力で歩けなければ、火災が起れば焼け死ぬしかない。今回は9人中7人が焼け死んでいる。詳しい報道がないので分からないが、なぜこんなに多くの人が焼け死ななければならなかったのか。窓に鉄格子が組み込まれていて、逃げることが出来なかったのだろうか。
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癒しの森886                                2006年1月13日 
          生涯青春のうどんの会(懇談会)
 
 1〜3月のスピーチの会は冬休みである。4〜11月の期間8回の開催が計画として適切のようである。ただし、小単位の懇談会は継続している。12月は自然発生的に3回懇談の機会があった。1〜2月は下記の日時で懇談会(うどんの会)を開く。この会合を懇談会とせずあえて「うどんの会」とした。物事は単純明快であることが必要だからである。懇談会というと「何を懇談するのか」と質問を受けると即答する答えがない。うどんの会であると単純明快で説明をする必要がない。1月は以下の通りうどんの会を4回開く。2月のダイアパレスの予定はこれから決めるので、おおよそ1ヵ月に4回うどんの会(懇談会)を開くことになる。食が媒体となって懇談の輪が出来る・・・これが一番自然である。会場と参加者によっては、うどんを食べてから、健康に関連するセミナーを開くがここではそれらの内容は割愛したい。
               記
1、開催日と場所 
2006年1月11日(水)  ダイアパレス4階 近藤グループ (参加15名)
2006年1月19日(木)  トーコー 赤石 6階
2006年1月20日(金)  ダイアパレス4階 近藤グループ 
2006年1月28日(土)  トーコー 赤石 6階
2006年2月16日(木)   トーコー 赤石 6階
2006年2月25日(土)  トーコー 赤石 6階




 

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石田ふたみ