『日々の映像』

2005年09月14日(水) タクシーの中は受動喫煙の危険がいっぱい

 タバコの受動喫煙の危険のイロハを確認しよう。たばこの煙には、本人が吸う「主流煙」と、たばこの先から立ちのぼる「副流煙」とがある、煙には多くの有害物質が含まれているが。その量は主流煙よりも副流煙のほうに、数倍から数十倍も多いことがわかっている。副流煙の方に有害物質が多いのだ。この副流煙を、自分の意思とは無関係に吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と呼んでいる。こうした“好まない喫煙”によって病気にかかる危険度が多く指摘されている。たばこの健康被害は、決して吸う人だけの問題ではないのだ。

 タクシーの中は受動喫煙の危険がいっぱいであるという。「窓を閉め切ったタクシーで乗客1人がたばこを吸うと、車内の粉じん濃度が国の環境基準の12倍になり、1時間以上、元に戻らないことが、東大医学系研究科の中田ゆり客員研究員らの調査でわかった」(9月15日・読売から)という。中田研究員は「直前の乗客が喫煙者だった場合、受動喫煙になる恐れが強い。子供や妊婦など喫煙の害を受けやすい人も利用するだけに、全面禁煙にする必要があるのではないか」と話している。

 調査では、タクシーの客席で喫煙し、車内の粉じん濃度を測定したものだ。 後部座席の窓を5センチ開けて喫煙した場合でも、粉じん濃度は厚生労働省の基準値(1立方メートルあたり0.15ミリ・グラム)の9倍に上り、原状回復に30分以上かかったという。喫煙者が2人なら基準値の24倍、3人なら32倍に上昇した。エアコンを使用して3人が喫煙した場合は基準値の50倍に達するのだ。最大の問題は全国のタクシー約27万台のうち、禁煙車は2%の5300台あまりしかないのだ。
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癒しの森766                                2005年9月14日 
 
           100歳以上は最多2万5606人 

 敬老の日を前に厚生労働省は13日、2005年の「長寿番付」を発表した。国内に住む100歳以上の高齢者は9月末時点で2万5606人となり、前年を2568人上回って過去最多を更新。このうち女性が85%を占め、2万人を突破したという。長寿だけが良いことかどうか・・・やや疑問を持っている。以前に書いたが、女性の100歳以上に人で意思の疎通が出来る人は50%なのである。意思の疎通が出来なくて、生きている価値があるかどうかと思う。

 100歳まで生きようという目標を持っている人もいる。100歳という時間的年数に価値を置くべきではないと思う。依然書いたように「何のために健康を保ちたいのか」と同じように、長寿に関しても「何のために100歳まで生きようとするのか」という視点が必要だ。一番重要なことは「どのような生き方」するかではないだろうか。

   ・長寿をと 願う目的 何のため これがなければ 活力弱し
     






 


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石田ふたみ