『日々の映像』

2004年11月23日(火) 年金資金の無駄遣い1.3兆円

 厚生省の年金資金の無駄遣いの報道は、不快感の象徴だ。グリーンピア(大規模年金保養基地)と、住宅融資事業の年金資産に与える損失額が、「最終的には約1兆3000億円にのぼる見通しである」(11月22日・朝日から)という。両事業に投じられた年金保険料の資金が回収できず1兆3000億円が損失として計上される。

 どうして莫大な損失が計上されるのかその内訳に一部を記述しよう。「これまで両事業には年金保険料などを原資とする年金特別会計から約2兆3000億円が投じられている。全国13カ所のグリーンピアの場合、売却できた5カ所の価格(計約18億円)は建設費の約4%にすぎず、建設費や施設の維持管理費約3700億円の大半が回収できず、損失となる」(引用同)とのメカニズムなのだ。日本の官僚組織に感心することがある。これだけの損失を出しても誰一人責任を取る必要がないシステムを作り上げているのだ。

 もう一つ面白くないことを書こう。今年度の社会保険庁の事務費2788億円のうち、人件費など1709億円は国費(税金)で、1079億円は年金保険料で賄われているのだ。大きく報道されたことがあったが事務費のなかには幹部の公用車や交際費、マッサージ器の購入代などに充てられていた。厚労省は大きな批判を受けて事務費全額を国費負担にする方針を決めたが、財務省は結論を先送りしている。よって来年も国民が納める年金保険料から、社会保険庁の職員の給料・経費に1100億円余りが使われるのだ。
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癒しの森467                           2004年11月23日

          宇宙の巨大な生(星の誕生)と死

  2004年8月31日に癒しの森の365回までをポプラ社の作品市場に出品したことを書いた。この365回のエッセイの中にメモ欄に表示したとおり地球・宇宙に関することを38件も書いていた。なぜそんなに宇宙のことを書いたか、それは11月2日にも書いたとおり、生命を生み出す偉大(神秘)な存在(サムソン・グレート)に限りなく惹かれるのである。その中でも星の誕生と寿命を迎えた巨大な星が死(超新星爆発)のドラマは、想像を絶する規模なのである。

 米航空宇宙局(NASA)は「ガンマ線バーストと呼ばれる宇宙での巨大な爆発現象を観測する衛星「スウィフト」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地からデルタロケットで打ち上げた」(11月21日・共同通信)という。宇宙での巨大な爆発のガンマ線をとらえるとほぼ1分以内に素早く向きを変え、対象に照準を合わせる能力を持つのが最大の特長なのである。リアルタイムに近い観測により、謎が多い爆発現象の解明が進むと期待される。

 ガンマ線バーストは、太陽が1年間に放出する1000億倍以上のエネルギーが、ごく短時間に放射される現象なのである。寿命を迎えた巨大な星が大爆発(超新星爆発)を起こし、ガンマ線を発するのである。年に100回程度も超新星爆発を観測できるというから宇宙の規模は想像を絶する。
メモ 地球・宇宙
  
 ・巨大なる 星の生死の この規模よ 謎を抱える 神秘な存在
      


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 メモ 地球・宇宙
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