『日々の映像』

2004年06月09日(水) 小学女子6年生の殺人事件(3)

 女児の殺人事件の内容が明らかになるとともに、加害女児の異常性にショックを受ける関係者が多いだろう。おびただしい報道の中から2〜3を取り上げたい。

 第1のショックは、カッターナイフで「首の右側を深さ10センチ以上切った」ことだろう。加害女児の証言を引用しよう「タオルのようなもので怜美さんに目隠ししようとした。嫌がられたため、『いすに座らせて後ろから手で目隠しして首を切った』と話している。

 第2のショックは、事件後も約15分間、現場の学習ルームに残り、遺体を動かしたり、自分の体についた血をハンカチでぬぐったりしていたという。女児は県警に「死んだかどうか確かめていた」と話しているのだ。 息が絶えようとしている人間に対して「かわいそう」という感情が起こらなかったようである。

 第3のショックは、殺人が計画的であったことだ。加害者の女児は事情聴取に対し、殺害方法に関して「刺す、切る、絞めるの3つを考えた」と話していたことが明らかになった。加害女児はインターネットの掲示板に「いい子ぶっている」と、書き込まれたことで殺害を決意したとされている。少々の悪口で殺人を決意するにいたる背景がインターネットの世界にあると言わねばならない。

 それにしても、メモで引用したが、15歳以下で「誰かを殺したい」という意識をもっている割合がかなりになっている。よって、これからも今回と同じような事件の発生は避けられない。
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癒しの森291                           2004年6月9日
           子供が正常に育つには

 女児による殺人事件のニュースをため息混じりに1時間余り読んだ。加害女児の両親、殺害された女児の父親のショック、授業が出来なくなった担任の先生、再度発生するかもしれないという恐怖、などなどこの事件の深刻さは計り知れない。

 6月2日「新しい人との出会い」と題して少々記述した。ここで人間は「人と人との間で育つので人間」であると書いた。この言葉の出所の記憶は定かではないが、この認識は重要だと思う。子供は人の温もりが必要なのだ。インターネットとの間だけでは、正常な人に成長することが出来ない。

 5年ほど前、クリントン大統領夫人の提案を書いたことがある。同婦人の提案は、「1週間に1回はテレビ(インターネットを含む)をつけない日を作ろう」であった。親子の温もりも、会話が媒体となって伝わると思う。まずは会話の時間をいかに作るかであると思う。
            
 ・正常な 子供が育つ 条件は 1にも2にも 会話の有無と
     


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メモ��39%が「誰かを殺したい」。15歳以下のネット利用実態調査結果を発表

 ネットアンドセキュリティ総研株式会社は、「少年情報探偵団(仮)」の予定プロジェクトである「ネット利用意識調査」の成果の一部を発表した。
 
 この調査は、同社のネットリサーチサービス「BizMarketing サーベイ」を使用し、15歳以下の男女の児童157人を対象に行われたもので、調査時点は2004年6月3日〜6月6日。
 
 調査結果によると、回答者の80%が「インターネットを毎日利用している」と答え、中でももっとも利用しているのは「eメール」でその比率は63%、ついで「掲示板」が25%であり、若年層にとってインターネットが完全に生活の一部となっていることが明らかとなった。
 
 さらに、興味深い調査結果として、

1、「インターネット利用時に頭に来た経験がある」答えた児童が66%、
2、「誰かを殺したいと思ったことがある」という回答が39%
3、殺したい人物としては「学校の友達」が21%ともっとも多く、ついで「学校の先生」が18%、「父親」が15%となっていた。
http://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmediaニュースから)

 同社では、同調査は仮説を構築するための予備調査であり、一定の偏りなどが含まれている可能性があるとしている。また、「高度に情報化した社会では、若年層の方が知識、経験をもつ分野も少なくないため、表層的な結果だけを見て若年層の抱える問題を論じるべきではない」としている。

メモ�◆ _坦化�児が両親と面会も目合わせず( スポニチから)
加害者の女児(11)の両親が4日、長崎少年鑑別所で、女児と面会した。引き起こした事件の重大さを感じているのか、面会時間の30分間、女児はほとんど両親と目を合わせず、自ら話しかけることもなかった。

 女児と両親はいすに座って向かい合った。その距離は約1メートル。
 「元気にしているか」
 父親が最初に声をかけたが、女児は無言でうなずくだけだった。
 両親の姿を見た瞬間の女児は、驚いてこわばったような表情になり、横を向いたり、目を伏せたりしたという。
 面会に同席した付添人の山元昭則弁護士が「両親を直視できず、目をそむけてしまうような様子だった」と明らかにした。1日の事件後、女児に会ったのは父親が3度目、母親が初めて。
 父親が「ご飯を食べているか」などといろいろな質問を投げかけてみるが、女児はうなずいたり「うん」と答える程度。
 父親が最後に「朝晩手を合わせて拝むんだよ。お父さんたちもしているから」と話すと、女児はだまって大きくうなずいた。
 母親は終始ハンカチを顔に当て、声を押し殺すようにして泣き続け、「また来るからね」と帰り際に話すのがやっとの様子だったという。(以下省略)






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石田ふたみ