| 2004年05月02日(日) |
完全失業率は前月比0.3ポイント減の4.7% |
4月29日、日産とホンダの純利益のことを書いた。2社の純利益合計は9636億円だ。昨日の日経によると、トヨタの純利益は「前の期比46%増の1兆1000億円に達した」という。表題のテーマから少しそれるが、トヨタの利益は世界企業の2003年度純利益ランキングに当てはめると「第7位」に相当するのだ。大手自動車3社で2兆円を超える利益を出している国は何処にもない。
日本企業の優秀さに改めて驚嘆する。上記3社に続くような企業がキャノン・京セラ・ソニーなどとずらりと並んでいる。これらの企業が国内に与える好影響は計り知れないと思う。直接的な要因は中国外アジアの輸出増であるが、日本の景気は完全に上昇気流に乗ってきた。
このことは当然就業人口に影響をあたえる。総務省が4月30日発表した労働力調査結果によると、3月の完全失業率(季節調整値)は「前月比0.3ポイント減の4.7%で、男性の失業率は前月比0.5ポイント減の4.9%と大幅改善となり、01年3月以来3年ぶりに5%を切った」(4月30日・毎日)というから喜ばしいことだ。完全失業者数は前年同月比51万人減の333万人で、前年同月比10カ月連続で減少している。
25歳未満の失業率が11%を超えているなど、就業に関する問題点は多くあるが、まずは好ましい方向に動き出したと言える。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森253 2004年5月2日 野茂英雄大リーグで通算100勝
野茂英雄(ドジャース)が大リーグで通算100勝を飾った。「夢はお金で買えない」と言い残し、日本を旅立った95年。その年すぐさま新人王を手にし、オールスターではナ・リーグの先発投手も務めるなど、野球王国アメリカに一大トルネード旋風を巻き起こした。
95年に野茂がメジャーへの扉を開けた時、日本人がメジャーリーグでこれほどの影響力を及ぼすとはだれも信じていなかった。しかし、野茂がドジャースで旋風を巻き起こすと共に、日本人選手の大リーグへの道を開いた先駆者なのである。
ところが、だれも日本人が打者としてメジャーで通用するとは思っていなかった。この道を開いたのが2001年大リーグへ行ったイチロー外野手である。イチローはここで記述するまでもなく、大リーグでトップレベル選手になっている。 それ以来、メジャーリーグ球団は、日本に頻繁にスカウトを送り始めた。これらの道を付けた先駆者野茂英雄を顕彰する意味で、同僚ロバーツとライター山脇明子さんのリポートをメモ欄に掲示した。 ・黙々と 全力尽くす 振る舞いに チームに広がる 野茂への信頼 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メモ�‘盈愁蹈弌璽弔蓮嵬醋个和崚戮妊螢好撻�トを得る」と評価
そう思っているのは何もトレーシー監督ばかりではない。「野茂は静かなリーダーだ」と言うのは、デーブ・ロバーツ。野茂、石井一久投手と同じ02年からドジャースに加わったロバーツは沖縄県生まれ。日本人の母親を持ち、梅干が大好物ということもあって(?)、日本人メディアにとっては、とても話しやすい存在だ。 野茂、石井のどちらかが投げるとロバーツが活躍することが多かったため、一度冗談で「日本人を意識してない?」とからかったことがある。「いや、僕は毎試合全力だよ」とロバーツは笑い飛ばしたが、一つ鍵となることを話してくれた。 「野茂はとても静かだ。でも彼は本当に一生懸命に頑張っている。熱心に練習をし、マウンドで全力を尽くしている。そんな彼を僕たちは見過ごしているわけではない。彼を見ていると、自分もボーッとしていてはいけないと思うのさ。リーダーには二通りあって、一つは声を上げてチームをまとめるリーダー。そしてもう一つは、自分の態度でチームメートからのリスペクト(尊敬心)を得て、モチベーションを与えることのできるリーダーだ。野茂は後者に属する」(引用スポーツ紙から)
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無から這い上がる力強さが大台到達に導いた ドジャースの野茂英雄投手が、ようやく自己通算100勝目を手に入れた。今季開幕戦を完封で飾ってから約3週間、4度目の先発登板の末の金字塔。95年にメジャーリーグで初勝利を挙げたドジャースタジアムで、その時と同じドジャースのユニフォームを着て奪った100勝目だった。
ようやく初勝利を挙げたのは、初先発から1カ月後の6月2日。それ以来野茂は、ナ・リーグ新人王、ノーヒット・ノーランを2度達成するなど、リーグ史に残る偉業を成し遂げてきた。99年には解雇も経験したが、無から這い上がる力強さも身に付けて、この大台に到達したのだ。
「彼が投げる時は勝てる」と思わせる信頼感 野茂が100勝目を勝ち取った夜、ジム・コルボーン投手コーチが「これは大偉業だ。特に日本人選手としてはね」と言った。記者の一人が「いろいろな面での対応力が必要になってくるからですね」と聞く。すると同コーチは、「それもある」と言ったあと、「それと彼が乗り越えてきたさまざまな逆境だ。いくつかのチームが彼は終わったと思った時があった。しかし彼は終わらなかった。自分の母国とは違う地で、しっかり逆境をはね返してここまで来たんだ。私がメジャーリーグに関わってきた32年間で、野茂は最もたくましく、最もタフな“競争者”の一人だ」と。
ドジャースのチームメートは、野茂についてよく、「彼が投げる時は勝てると感じる。なぜなら彼は決して投げ出さないし、最後までやり遂げるからね。それに彼の闘争心は、僕たち他の選手にも強く伝わってくるんだ」と口にする。その割には、投手陣の防御率がナ・リーグ3位に対し、打率は同リーグ下から4番目と、情けないドジャース打線であるのだが……。しかし、それに耐える力があるからこそ、どっしりと構えていることができるのであろう。忍耐力は、逆境を耐えしのぐことができた者の中で大きく育まれていくのだ。
野茂は、「100勝する投手は、メジャーリーグの中では何人もいるし、通過点に過ぎない」と言った。しかし「終わったと思った」状態から「彼が投げる時は勝てる」と思わせるほどの信用を得ることは、並大抵の苦労ではないはずだ。
100勝は通過点かも知れない。でも誇りに思う価値は十分にある。その過程では、一般人の私たちには想像できないほどの努力と精神力を費やしたのだから。無論、野茂は、「そんな特別なことではないですよ」と言うのだろうが……。スポナビ
■山脇明子/Akiko Yamawaki 1966年生まれ。大阪府出身。同志社女子大学在学中、同志社大学野球部マネージャー、関西学生野球連盟委員を務める。大学卒業後、日本生命保険相互会社に1年間勤め、フリーアナウンサーに。ABCラジオ「甲子園ハイライト」キャスター、テレビ大阪でサッカー天皇杯のレポーターなどを担当。1995年に渡米し、ロサンゼルス在住。『Tokyo FM』のレポーターを務めながら、フリーライターとして活動。97年から時事通信社米国通信員。現在はロサンゼルスでアナウンサー、タレント養成校も開校している。
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