『日々の映像』

2003年07月16日(水) 土屋埼玉県知事、献金隠しで辞任

 英国が誇る劇作家シェークスピアを知らない人はいない。今日はシエークスピアの言葉を借用したい。ヘンリー四世の一場面の出てくる言葉だ。「王冠をいただく頭は安らかに眠ることはない」この言葉をもじって「違法行為をしている人の頭は安らかに眠ることはない」としたい。

 元参院議長から知事に転じて3期、全国知事会会長を務め、勲一等を受賞していた土屋知事が、「地方行政研究会」の献金隠しに絡み、知事公舎・自宅が捜査されたことを受けて辞任した。地方行政研究会は1億円強を違法処理していたことで、土屋知事の長女市川桃子(53)が容疑者として逮捕された。

 違法行為の仕組みは単純である。地方行政研究会は「1995年の設立当初から収入、支出とも『6割』しか報告しない方針だった」(7月15日・毎日から)のだ。残る4割は最初から表に出さず政治活動以外に使っていた。

 これほど単純な違法行為をしながら、よくぞ今まで安眠して来たものだ。研究会の職員らは「知事の団体なんだから摘発されるはずがない」(7月13日・読売から)と安心していたという幼稚さだ。しかし、逮捕立件は避けられず、もはや安らかに眠ることはない。

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石田ふたみ