『日々の映像』

2003年05月30日(金) インドネシアアチェ州の内戦に想う

 日々の映像を書き始めた1997年5月に、スハルト独裁体制崩壊のことを書いた。この時の暴動で多くの中国系インドネシア人の家庭が十数人単位の暴徒に襲われた。「マティ!マティ!(死ね!死ね!)」と言いながら、中国系の家庭へ突入、女の子は犯され事が終わると火の中に投げ捨てられた・・などの残虐な報道もあった。この時人口2億人のインドネシアに、イスラム教はどんな文化的な貢献をしているのかと大いなる疑問を感じた。

 東ティモールは20日で独立から一周年を迎えた。独立までの、放火・殺し合いは凄まじいものであった。「昨年12月市民数千人が暴動を起こすなど社会不安も高まっている」(20日・世界日報から)人口80万人、「失業率70%」(同)では国家とはいい難いのである。

 インドネシアのメガワティ大統領は19日「ナングロアチェ州への軍事非常事態を宣言、大規模軍事作戦を発動した」(19日・世界日報から)これは独立派ゲリラ「自由アチェ運動」(GAM)の撃滅を目的とした軍事作戦である。「国軍かGAMどちらかに肩入れする発言をしただけで『GAMの1員』『国軍のスパイ』とみなされ、命が狙われた」(24日・朝日から)どちらかの烙印を押されると殺される・・こうして過去27年の紛争で1万人以上の犠牲者が出ているのだ。信じられないレベルで、国そのものの文化が問われる。

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石田ふたみ