| 2016年03月04日(金) |
ネタがないからと言って |
安易に書きためている物を流すと収拾がつかなくなる気もするのだけれど、やっぱりリハビリは大切と思わなくもない。そんな今日この頃。
FGOのイベントが忙しくてなかなか書く時間がとれなくてな!! とうらぶのイベントよりなんかハードでな。
いやそのためのワンライなんだけど。 まあそんなわけで何番煎じだか判りませんが。しかもいつのお題だ、と言うツッコミは却下。
お借りしたお題 なごり雪 今宵貴方を攫います 真っ白な世界の優しさに 暗いお部屋の中 気違いのお茶会
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「よう。おきているか?」 業務報告を済ませ、数日先までの予定を立て、ついでに自分の仕事のノルマもこなして。よし、珍しく完璧。やれば出来る子。と自画自賛してからぼちぼち寝るかとPCの電源と部屋の電気を切る。と同時に、襖の外から近侍の密かな声が聞こえた。 「鶴丸さん? どうしたの?」 こんな時間に彼が来るのは珍しい。不思議に思いつつ部屋へと招く。 「常々思っているのだけれど、あなた達って薄着で寒くないの?」 いつもの寛いでいる内番服の鶴丸さんに思わず問うてしまうほど廊下は寒い。襖とはいえ一応外の空気を遮断する機能がついているので部屋の中にいる分には今みたいなスウェットでも特に問題はないのだけれど、この時期、暖房を置いていない廊下は寒い。そうでなくとも先日雪が降ったばかりで庭にもまだ残っているぐらいだ。少なくとも私は頻繁に出たいとは思わない。 「俺たちは人ではないからな。あまり寒くて困ることもないさ」 とはいえ、部屋の熱が逃げないように気を使ってくれたのだろう。素早く襖を閉めてくれる。 「まあ、付喪神が寒くて風邪を引くという話はあまり聞いたことないけど……で?」 なんの用かと問う。 さすがに人が訪れるには遅い時間、だと思う。個人的には問題がない相手ではあるのだけれど。 「……判ってはいたが、君は本当に警戒心という物がないな」 「は?」 「いや。こちらの話だ。それよりもいい酒が入ったんだ。たまにはつきあってくれないか?」 どん。と、どこからともなく一升瓶を取り出すと畳の上に置く。透きとおった液体が仄かな光を受けて煌めいた。
つづく?
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