皮の裏側
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2004年06月16日(水) もう限界です。裏憲法!


防腐剤



自衛隊がイラクで多国籍軍の配下に入る。
自衛隊は日本の指揮下で行動する。

この二つの言葉を矛盾なく関係付けるとこんな命令系統↓になる。

米軍司令部→多国籍軍→日本国政府(防衛庁)→自衛隊
または

日本国政府(防衛庁)→米軍司令部→多国籍軍→自衛隊

当然後者はありえないので、前者しかない。

でも、いままで政府は「自衛隊は軍隊ではない!」といってきたはず。

しかし、これからはもう言わないほうがいい。詭弁であるのは皆知っている。

これからは「自衛隊は日本を守る軍隊である!」と言わないと無理がある。

イラクでは多国籍軍に入るとはっきりと首相が宣言している。

そして、現在の憲法下では「戦争をしない軍隊はありえるのか?」という疑問が残る。



となると重要なのは「戦争」という意味の内容次第だと思う。

線引きはあいまいになると思うが

「他国を侵略する目的での戦争は放棄する」が

「自国を防衛するための戦争は否定しない」が正しいのではないか?

すべてを放棄することは無理があるし、現状と矛盾してしまう。

いずれにしても、「法律に忠実に実態をあわせていけるのか」「実態に合わせて法改正を行なうのか」

選択するしかないと思う。

しかし、なぜ政治家は本当のことを言わないのだろうか?

もしかして「(他国の侵略を含む)戦争をしたい」のだろうか?

いいかげんに憲法改正を真面目なスケジュールに乗せないと、さらに矛盾が進み

「とても形式的で実態に合わない憲法」になってしまうことになる。

法律学者はこれらをどのように捉え、解釈しているのだろうか??

憲法が形式的な文章になってしまうと「法治国家は崩壊する」ことになると思うのだが。

それとも、今の憲法を「表の憲法」として、実態に即した新しい「裏憲法」でも作りますか?



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