雑誌連載を立ち読みしてるんだけれど、第二巻が出たので買いました。 いやいや、これを読むと一条さんってほんとうに上手だなあと思います。 お金持ちのお嬢さんと、貧乏な苦学生。対照的なふたりが歌と男をはさんで競い合う話。 第二巻の舞台は銀座の高級クラブ。画面もゴージャスだし。 お互いに相手のことが大嫌いなのに、一緒に歌うことになって、 思いもかけない相乗効果にびっくりするという展開。 ふたりの女の子は自分の幸福とか、野心とか、プライドの間で揺れながら どこか純なところがあって、話が凡庸にならずに済んでるみたい。 これで男達がも少し本気な展開になったら、もっと面白いだろうな。 このままだと、アプローズのように、あっち方面にいっちゃうかもしれないかも と、ひそかに思ったりするのでした。
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