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漫画関連ファイル


2003年06月05日(木)
『ヒカ碁』22巻、よしながさん新連載、今さん、etc

『ヒカルの碁』の22巻が出ました。
週刊誌で読んでいたときには、毎週楽しみにしていましたが
この単行本は見るのがつらい。この巻のヒカルは力がはいっていて
いつも苦しそうな表情をしています。
その中で成長していくんだけれど、結末(だろうか?)を思うと
笑顔を見られないことが、なんともいえず残念です。
これまでのバランスのとれた物語に、このラストはいただけない。
それをあらためて思いました。
7月14日のジャンプに読みきりが載るそうですが
それで収まるところに収まるだろうか。
読んでみないとなんともいえませんね。

よしながふみさんの新シリーズがWINGSで始まりました。
今回はなんと「学園もの」です。でも、おかまの担任とか、おたくな15歳とか
病み上がりの熱血少年とかひとすじなわではいきません。
おたくの描写が妙にリアルで藁って感じ。(あの絵はなんなんだ。)

今市子さんの『楽園まであともうちょっと』は、もうちょっとのところで
またしてもおあずけ〜登場人物それぞれにお話があるので
飽和状態のコマとセリフ。それを未消化ととるべきか作風ととるべきか・・・

『秘密』の二巻がでてました。

『ハチミツとクローバー』が好きなので、このごろ『YoungYou』を
立ち読みするんだけれど一人一人の漫画家さんは好きな人が多いのに、
雑誌として手にとると同じようなページの連続に見えてしまうのはなぜだ。
画面が白いのは、軽い作風推奨なんだろうか。
『papa、told me』を見るたび、篠崎まことさんや
田渕由美子さんのいた頃のりぼんを思い出す私。(みなさん現役だけれどさ)
「おとめチックまんが」って、生き残ったんだねえ。

ところで、おとめチックまんがを読んで育った少女達が大人になって
リアルな世界に日本家屋の伝統を無視した出窓つきのフローリングのガーデニングの
家が出現したと言ったのは誰だっけ・・・?
漫画の中の夢は現実化するということをまざまざと思い知らされる今日この頃。
ファンシーショップには小物とキャラクターがあふれて、
観光地にはテディベアとオルゴールとアンティークのお店が建ち並ぶ。
この先何がでてきても不思議じゃないかもね。