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漫画関連ファイル


2001年05月01日(火)
よしながふみさんの新作

4月は、私的には、よしながふみ月間でした。
コミックスが2冊発売されたことに加えて
4月28日には新作が載った雑誌が2冊発売されました。
でも、金沢では、発売日に出ないんです。たいてい一日遅れなの。
おまけに連休で、5月になってやっと読むことができました。
おもしろかったわ。

『西洋骨董洋菓子店』
新書館WINGS2001年6月号
http://www.shinshokan.co.jp/comic/wings-top.html
今月号はコミックス2巻の続きです。
橘のヒミツが明らかになったところで、続くとなって
いったいどんなふうに展開するのか?
と思ったら、重くならず、そらさず。良い展開だったわ。
橘のボンノー全開ですが、きっとこの男にも、心の闇があるに違いない・・・・
と悩むエイジがかわいかったです。

『それをいったらおしまいよ』
BE・BOY GOLD 2001年6月号
http://www.biblos.co.jp/beeep/pub/mag/gold/main.htm
読みきりですが、登場人物みんな、一回限りにするにはあまりに惜しいキャラ。
美人で生活能力が無さそうなはらぺこ作詞家、深海崇と
面倒見がいいのにクールぶっている勤務医、渡瀬耕平。
ちょっとだけでてくる見合い相手の女医さんも、渡瀬の両親もみんな素敵。
金子みすずの詩が引用されていますが、よしながさんの作品にすんなり収まって
これでまたみすずファンが増えるかもしれませんね。
深見がさりげなく語る作詞も、じつはなかなかおもしろい詞で、
こんなところにもよしながさんのセンスの良さを感じるのでした。
(このごろメロメロだわねー)

金子みすずの詩は小学3年生の国語の教科書にも採用されています。
天文関係のカレンダーにも載っているきょうこのごろ。
100年近く前に生きた人とは思えない言葉の新しさです。

金子みすゞの世界へようこそ
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/misindex.htm