4月は、私的には、よしながふみ月間でした。 コミックスが2冊発売されたことに加えて 4月28日には新作が載った雑誌が2冊発売されました。 でも、金沢では、発売日に出ないんです。たいてい一日遅れなの。 おまけに連休で、5月になってやっと読むことができました。 おもしろかったわ。
『西洋骨董洋菓子店』 新書館WINGS2001年6月号 http://www.shinshokan.co.jp/comic/wings-top.html 今月号はコミックス2巻の続きです。 橘のヒミツが明らかになったところで、続くとなって いったいどんなふうに展開するのか? と思ったら、重くならず、そらさず。良い展開だったわ。 橘のボンノー全開ですが、きっとこの男にも、心の闇があるに違いない・・・・ と悩むエイジがかわいかったです。
『それをいったらおしまいよ』 BE・BOY GOLD 2001年6月号 http://www.biblos.co.jp/beeep/pub/mag/gold/main.htm 読みきりですが、登場人物みんな、一回限りにするにはあまりに惜しいキャラ。 美人で生活能力が無さそうなはらぺこ作詞家、深海崇と 面倒見がいいのにクールぶっている勤務医、渡瀬耕平。 ちょっとだけでてくる見合い相手の女医さんも、渡瀬の両親もみんな素敵。 金子みすずの詩が引用されていますが、よしながさんの作品にすんなり収まって これでまたみすずファンが増えるかもしれませんね。 深見がさりげなく語る作詞も、じつはなかなかおもしろい詞で、 こんなところにもよしながさんのセンスの良さを感じるのでした。 (このごろメロメロだわねー)
金子みすずの詩は小学3年生の国語の教科書にも採用されています。 天文関係のカレンダーにも載っているきょうこのごろ。 100年近く前に生きた人とは思えない言葉の新しさです。
金子みすゞの世界へようこそ http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/misindex.htm
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