1966年に週刊マーガレットに連載された作品。 ものすごく小さかったので、リアルタイムで読めるわけがないのだけれど、 断片的に記憶に残っているのが不思議。 それは、私に5才年上の姉がいるからなのでした。 姉だって小学生。こんなお話を読む年ではなかったはずだけれど、 総集編とか、コミックスを誰かに借りたのかもしれない。
石原慎太郎(都知事?!)の作品が一世を風靡していた頃より 少しあとの作品かな。あの一連の小説、映画が、男の子のイメージに 影響を与えているかもしれない。ちょっと不良ぽい影のある男の子、 病弱な友達のお兄さん、お嬢様みたいなクラスメートに下町育ちの元気な主人公。 盛りだくさんの内容を270ページでまとめて、長いお話を読んだような気にさせてくれる。
昔のマンガは、おもしろかったね。 どうして最近のはコミックス一冊で話が収まらないんだろう。 絵はさほど華やかではないし、今ほど技術的に進んでいるわけでもない。 でも、そういうことよりもっと大事なものが一杯つまっている感じがする。 いったいそれは何だろう。 このまま今の雑誌に載せてうまくいくわけじゃないかもしれないけど、、、 言葉ではうまく言えないけれど、 やっぱりこのへんももう少し読んでみたいという気になりました。 (本を減らすはずなのに、何をやっているんだか)
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