プチフラワーに連載されていたのは、もう10年以上前のことだったかしら。 暖かいかわいい絵柄からは信じられないようなハードな内容。 でも、作品を貫く希望、人間への信頼みたいなものが 読者をほっとさせてくれます。思わず涙してしまいました、私。
ネット上の古本サイトで、作品の大部分を入手することができました。 東京三世社からでている作品は最近初めて読みましたが どれもとてもおもしろいです。
「たんぽぽクレーター」はこのあいだの東海村の臨海事故を彷彿とさせ 「ものまね鳥シンフォニー」は冒頭部分がまるでサリン事件のようです。
そんなこんなで筒井作品にひたっている時にちょうど BSで「ペリーヌ物語」をやっていて、スタッフのクレジットの中に 筒井さんの名前を見つけました。作画の仕事をされていたのね。 「ペリーヌ物語」も絵が地味なわりに、すごくちゃんと作ってある 良いアニメでした。最終回まで毎日見ちゃった。
それで、思うのは「たんぽぽクレーター」をアニメにすればいいのに、ということ。 アニメの仕事をされていただけあって、まるで設定資料集のような、 緻密なイラストが巻末についています。キャラクターはちゃんと動く、と思う。
ジョイの物語は、今の物語だと思う。放っておくのはもったいないなあ。
筒井さんの作品リストがあるHPはこちら。 http://www.ksky.ne.jp/~s_iwa/Html/Books/Tsutsui/Tsutsui.html
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