弱Sonファイブ
夕暮れ時、 勉強の本を買った帰りに ふと思い出して その近くのラーメン屋に 行ってみた。 すると張り紙がしてあって、 ・今年1月上旬に 店長が出勤時に事故に遭い、 入院しているため しばらく従業員だけで 店を開けていたこと ・しかし それを続けるのも限界で しばらく休業すること ・店長が戻り次第、 すぐ開店すること が 今年2月上旬付けで 書かれてあった。 このラーメン屋は 加護が東京に来た間なしのときに これまた近くにあるバーミヤンに ガマンならなくなった おいらとジュンが 散策の末に 見つけたものである。 関西風の味付けで ごはんを銀シャリと称し、 従業員さんは 徹底して「おおきに!」って 方々で叫んでいた。 ラーメン食いながら ジュンと 将来何をしたい? って話もした。 ジュンは年収1000万超えしたい って言ってたし、 加護さんは毎日定時で 仕事終わって 渋谷でどうしようもないことをしたい って言ってた気がする。 ... 引き返しながら 先日見た「GO」の ワンシーンを思い出す。 窪塚と柴咲が 初めて結ばれるシーンだ。 男女が結ばれるときって なんだかせつないね。 人が闇にまぎれて セックスするのは せつないからだろうか。 そんなことを思いながら わざと知らない道を ゆっくり選んで帰った。 ... 家の近所のラーメン屋の カウンターに座り 目の前を見ると キリンの広告が 張ってあった。 キャッチコピーはこうだ。 「確かなものだけが クラシックになる」 ... そうか。 だったらこの クラシックにはなれない 夕暮れ時の情景の交差は 淡いまま 群青色の闇に まぎれていくだけや。 |