弱Sonファイブ
締め日。 会社では 年の終わりということで 大掃除が行われる。 その大掃除の掃除班長に 加護が抜擢されていた。 ... フッ。 大掃除のスペシャリストに 全権をゆだねるとは 会社もわかってるじゃねえか。 そこで加護さん 各人員の担当箇所、 掃除用具の一覧表、 大掃除スケジュール、 留意事項等の資料を ワードにて作成して 各担当者に配布。 朝の朝礼で 周知を行った。 午後15時。 いよいよ大掃除の開始時間である。 各員、 掃除に取りかかってもらう。 ... 何人かが そのまま仕事をしているので 「事前にお配りしたスケジュールどおり 今から大掃除ですので ご協力お願いします」 と言って回る。 すると重い腰を上げて 大掃除に取りかかってくれる。 ところが、 「斉藤さんも お願いしますよ」 と言うと、 「...」 斉藤さん、 シャカリキに無言で 書類を書いてる。 ... カチーン。 今日は掃除の日ではない。 大掃除だ。 大掃除の班長は誰だ。 ... 加護さんだ。 大掃除スペシャリスト 加護さんだ。 ふざけんじゃねえ! 「斉藤さん、 斉藤さんの担当領域は 2番デスク周辺です」 「...」 「斉藤さん、協力願います」 「...」 「斉藤さん?」 「わかってるよっ!」 「大掃除です」 「こちとら締めの仕事してるんだ。 今年中に間に合わなかったら どうするんだ? お前が責任とってくれるなら やるよ」 「それはみんな同じです。 そのために事前に スケジュール配りましたよね? みんな忙しいんです。 斉藤さんだけ特別扱いするよう 措置をうけているんでしょうか?」 「...」 「...」 ...護くん。 加護くん。 ... 「なんですか、事業部長」 「ガラスマジックリンは どこやったかいな?」 事業部長なんですから フロアの備品の状態くらい 全て把握しておいてください! |