弱Sonファイブ
行こうと思っていた。 加護さんの日記を 読んでくれてる はるなさんと 動物園に 行こうと思っていた。 しかしその日は豪雨。 ライオンとか オリの端のミゾくらいまで 流されて溺れかけてるに ちがいない豪雨。 百獣の王ライオンも さすがに豪雨には 勝てないとか勝てるとか。 せっかく 待ち合わせに1分でも遅刻したら はるなさんだけ パンダ見るの禁止条例まで敷いて ワクワクして待っていたのに こんな雨では 家を出る気がしない。 ふてくされて 家でメルマガ書きの鬼に 変身していた。 「きらめき☆淑女伝説」 というメルマガが 次号で最終号ということもあり、 ついついサービス精神を発揮して ボリュームたっぷりで発行した。 そしたら キゲンがなおってきたので、 はるなさんに オリジナルカクテルの 人体実験になってくれるよう たのんでみた。 いいよーんってことなので お家まで来てもらった。 んで、 ショートカクテルを 3杯ほど作ってあげれば 彼女はいい具合に 酔いが回ってきて 自然と加護さんの肩に もたれかかって そのあとはグッヘッヘ っていうストーリーだったんですが、 加護さんはなにしろ カクテル道修行中の身。 計量カップで きっちり計らないと カクテルが作れないため、 ちょっと濃い目に、とかの 応用がきかない。 しかも 「おいしい!」 って言ってもらえると ついうれしくて、 持ち前のサービス精神を発揮して 次から次へとカクテルを作り、 数時間後には加護さん、 ただの カクテル製造運搬機 になっていた。 とはいえ加護さんも 男の子であるので、 女の子を家に連れ込んで 何もないと言うのも アレだよねーってことで、 抱き寄せに入ろうとしたんだけど、 フギャーって逃げられて、 「で、何しようとしてたの?」って 真顔で 言われた。 そうすると加護さん、 なんかめっちゃ 恥ずかしくなってきて、 部屋のすみの方で 小さくなってブルブルおびえていた。 はるなさんと話してるときにも 少し感じていたんだけど、 こんなときに 狙撃兵みたいな質問で 追い打ちをかける女の子の 血液型はもしや 加護さんの天敵の... と思いながら おそるおそる聞いてみた。 「ねーはるなさんって血液型何型?」 ... ガタガタ(゚Д゚) はるなさんはかわいい。 しかし AB型の子だけはキライ。 |