弱Sonファイブ

■2002年11月13日(水) 忘れかけていたせつない気持ちを思い出した。


実はおいら

30になるまで

ひとり身で行ってみようとか

考えていたのだが、

先日ふと

忘れかけていたせつない気持ちを

思い出した。

思い出すきっかけというのは

たいてい外から

やってくるものである。

やがてそれが心の臓を伝い、

いろんな過去の映像を伴って

内から湧き出てくるときもある。

気持ちというのは

霧の集合体のようなものであって、

そのひとつひとつを

糸としてつむぎだして

言葉という布が織りあがれば

不思議と納得できるところもある。

しかしそんなときにかぎって

その霧は

いつまでも濃い闇の中の霧のままで

あったりする。

しばらくそれに浸りながら

横たわっていたりする。

断っておくが、

給料日前で金がないから

体力の消耗を防ぐために

横たわっているわけではない。

それから

ダウンタウンネタがつきてしまったので

そのままほったらかしにしてある

キャバねえちゃんにメールする。

メールするといっても

向こうの気持ちなんか

知ったことじゃない。

一方的につまんねえグチを

送りつけるだけ。

そうしたら気がすんだので、

いつもより体が重いなとか思いながら

筋トレして寝た。

次の日ケイタイを見ると、

メールが届いていた。

キャバねえちゃんからだ。

いつもより長いメールだ。

すごくきれいな言葉が並んでいた。


彼女の気持ち、
うまく言えないんだけど
すごくわかるよ...


っていうところとかは

絶品の言い回しだと思った。

最後は励ましのメッセージで

締めくくられていた。

女は自分のことを

ベラベラしゃべりたい生き物だ。

それなのに

知り合って1ヶ月ほどしか経ってなくて、

お互い趣味の話しかしない相手の話を

なんで自分のことのように

考えられるのか。

水商売の女って

すごく女なんだけど

でもやっぱり女じゃない。

流れていたテレビを消し、

髪をワックスで固め、

靴を履くためにかがんで

少しみがいて立ち上がり、

コートを着て玄関を後にする。

電車に乗りながらケイタイを見る。

前付き合ってた子からも

メールが来てたから見る。


Subject: カメラつきに機種変したよ♪

○○のオフロあがりだよ、
加護くん、夜のオカズにしてね♪












...











彼女の笑顔が

あまりにもまぶしくて即削除。




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