MUSIC春秋
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 2011年03月19日(土)
質量



モクレンの蕾は北を指す。




悲しみの深さがもし測れるとしたら




優しさの大きさがいつか
それを越えることが出来ますように。




2011年3月19日(土)

名前も知らない仲間たち




「おう、お前、せっかく来たんやで…」
な、何かしら?
「受付やれ。」
うん、なんとなくそんな気はした…
え?何を期待し…いいの。受付好きだから。

受付とは言っても身内ばかりのスタジオライブなので、
もぎったチケットもほんのわずか。
遅れてきた人を30分待ってから私も客席へ。
靴脱いでね。

客席とは言ってもステージから人がはみ出てるし
どこに座ればいいんですかとりあえず端っこに。
手作りのお料理とかケーキとかピザとかスーパーの寿司とか
持ちよりのホームパーティーみたいなライブで
みんな顔見知りみたいなのに私だけ話相手いないし(ポツン)。
私、本当にここに居てもいいの?

バンドは誰でも参加自由。
次は何やる?って、みんなすぐ演れるんだ。いいなあジャズの人は。
我も我もと管楽器やらマイクを手にする皆さん。
なぜかプロ級の外国人シンガーとか混じってたりしてやっつけられる。
このクオリティの高さはかなり贅沢。
ソロパート終わった人は笑顔で次の人に促す。
やんややんやのヒューヒューピーピーの大盛り上がり
私はひたすら缶ビールを空けて、慣れないリズムに揺れてみる。
なんでこの場に混ぜてもらえてるのかよくわからないまま
とにかく楽しいし、酒が進むからまあいいか(えっ?)
いやそれもこれも何のおかげかと言えば
音楽と笑顔だよ。
これでいいのだ。と心の中で繰り返していた。



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