MUSIC春秋
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 2010年01月23日(土)
隅っこで

本日のラインナップ。
初めてのライブハウス。

初めてのライブハウスの
トイレの壁。

初めてのライブハウスの
便器。

初めてのライブハウスの
トイレの鏡。


6組の若手ミュージシャンが出演するライブに
行ってきました。
アマチュアが出るような小さいハコ。
お目当ては平井正也氏。
他は知らない人ばかりでインディーズなのか
アマチュアなのかもわからないけど
自分だけ年齢層から飛び出してるのは間違いないので
出来るだけ出来るだけ目立たないように
隅っこにこそっと居ようっと
と思ったけど客数少なすぎてあんまり隠れられんかった。
ほとんど真っ暗だったから
婆なのはバレてないだろうと信じたい。

行くと決めていたから来たものの
精神状態は相変わらず。
初めての場所にひとりぼっちで寂しさ倍増
地下の暗いスペースの中で心細ささらに倍。
知らない若い人の音楽じゃあんまり楽しめそうにない。
でも家に帰っても苦しいだけ。
一人で外食も今は辛い。
今の私はここに身を置くしかない。
ここにあと3時間、居させてもらうしかない。
こんな暗い客、迷惑かもしれんけど。

オープニングアクトはコミックバンドだった。
元気な女の子3人と男子1人。
明るくてかわいいな。ちょっと気が紛れた。
ありがとう。がんばれ。

次のバンドも男女混合、
透明感のあるコーラスと平坦なシンセサウンド。
今、若い子はこういうのやってるのかー。

次はターンテーブルとノートPCが出てきた。
DJとアコギシンガーの二人組。
うーん苦手っぽい。
酒でも飲もう(ここでドリンクチケット使用)。
ところが始まってみると意外と良い。
曲調はレゲエ風なんだけど
歌詞が温かいし声がよく届く。なんか優しいし。
みるみる涙が・・・(酒入れちゃったもんだから)。
やべえ止まらん。もういいや泣いとこ。
客数少なすぎてシンガーと目が合っちゃうから
前を見れないっつうかもう全く目を開けられないまま滝涙。
これがまた嘘みたいにだーだー流れるだよ。
苦手だ、と決めつけて心を閉じてる人を
惹き付けたのだからタダものじゃないよ。
もしかしたら売れるかも知れないから覚えとこ。
キリンガー。キリンラガーに似てる。

次はジャージ男子の弾き語り。
お笑い芸人に雰囲気が似てる。
でも音楽性に笑いの要素は無い。
失恋を歌ってる。ちょっとキモ怖い。
でもガッツは評価したい。

お目当て登場。
私のすぐ隣に妻子が居たので
パーソナルなラブソングなんか歌われると
どうしてもチラチラと見てしまう。
なんだか具象化され過ぎで落ち着かないな。
妬ける、とも言う。
3歳位のかわいい女の子とノリノリの赤ん坊、
ショートヘアのかわいい奥さん。
今日のライブは恐らく、ギャラはほとんど無いと思う。
だけど幸せそう。絆すげえ太そう。
私はひとりぼっち。
消えてしまいそう。
消えちゃってるかも。

アンケート書いて
物販の平井氏に手渡すと
「あっ、ありがとうございます」と笑顔。
消えてなかった。



「いつかの素敵な与太者のうた」
SWIM SWEET UNDER SHALLOW
キリンガー
さよなら三角(from 明日、照らす)
平井正也(from マーガレットズロース)
the heiz
.A:アクロバット★少年
/新栄 SONSET STRIP



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