MUSIC春秋
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 2006年11月10日(金)
ダンス王

足元はあっという間に紙吹雪の山。
撮ったのは終演後ですが
開演直後からこうです。
当然、自分も頭から紙吹雪まみれ。

外の通路には
トイレットペーパーが。
客席も同様です。

ロビーの物販は恒例の
出演者手作りのアート作品。
踊るイラストレーター、
なんきん先生の作品を
見事ゲットしました。
この作風に見覚えあるでしょ?
巨匠の直筆で800円は安い。

しかも、
この日1個しかなかったんですよ。
ものすごい人だかりの中で
無事購入できたのは
奇跡です。
お宝です。

お宝なので、
後ろ姿も見せてあげます。
この作風が昔っから好きでした。

体調が悪かったのに
開場前に行ったのは
コレのためでした。

お宝なので
横姿も見せてあげます。
ディティールまで素晴らしい。

物販をあさっている間は
体調が悪いことを
忘れていました。

斜め上からも。

著作物の掲載にあたり、
作者ご本人より許可を頂きました。
ありがとうございました。
舞台上でも異彩を放たれて
おられました。


すでに日記2〜3日分の文字を入力したような
気がしますが、レポートはここからが本編です。
ネタバレがありますのでこれから公演に行かれる方は
自己判断でお読み下さい。

さて、
医科向けの風邪薬でラリっている上
お腹まで痛くなってきた辛い状況で
ついに幕が開いてしまいました。
吐いたらどうしよう。
最前列のほぼ真ん中で
WAHAHAを観て吐くのは洒落になりません。
あんなモノやあんなモノを目の前にして。
ところで、私の隣は女の子の二人連れでした。
小学3年と中学2年だと言っていましたが
2、3演目目から容赦なく強烈な下ネタだったので
あんなモノやあんなモノを目の前にして
大丈夫かしら、とついつい隣に
目をやってしまいました。
30分ほど経った所で
仕事の都合で遅れていた友人が反対側の隣席に
飛び込んできて、それから身体の不調は
気にならなくなりました。
よかった吐かなくて。

褌男衆が舞い踊る中で
梅ちゃんが褌一丁で歌う「まつり」
は以前にも観たことがありますが
“男”梅ちゃんが最高にカッコイイ。
歌の途中で巨大なう○この作り物が
ステージ中央から客席に倒れてくるのですが
その真下に子供がいることに
横の方で歌いながら気付いた梅ちゃん、
すぐ隣にいた若手のナカジーくんに
こそっと手振りで指示を出し
子供たちがう○こに潰されないよう
守らせていました。
ああ〜かっこよすぎるわ梅ちゃんてば。
細かい所まで観てるわよ。
そう、足のテーピングにもすぐ気付いたんですが
肉ばなれを起こしていたことを知ったのは
エンディングでした。

「精子と卵子のダンス」という演目は
再演なのですが、昔ながらのWAHAHAっぽい、
下品とアートが融合したシュールな作品で
とてもよく出来ていて大好き。
卵子を見事に表現した柴田さんの演技には
ファンタジー賞を差し上げたいですね。
隣の小学生が「精子って何?」ってお姉ちゃんに
聞いてたのがいい味付けになりました。
聞こえたのはたぶん私だけ。
他にもその子たちと言ったら、
チラ見えやらモロ見えが甚だしかった「裸侍」では
最初のけぞっていたのにいつのまにか
前に乗り出していたり、
「べアーズ」で梅ちゃんからもらった
ハッピースティック(衛生上問題のある品物)を
いらないいらないと姉妹で必死に押し付けあっていたり
隣にいて本当に楽しかった。
久本さんのジムノぺティ独唱の時も
他の観客と一緒になって
「結婚♪結婚♪」って嬉しそうに歌っていました。
かわいいなあ。

あとは、
バレエとチャンバラを合体させた「剣劇白鳥の湖」
ゾンビになりきって踊る「The Show Must Go On」
がとても良かった。
どっちもすごく大袈裟な曲なんですよね。
(Show Must・・は映画ムーランルージュ版)
特に白鳥の湖は普通に聴いてると恥ずかしいぐらい
大袈裟なので、大立ち回りのクライマックスに
ぴったりでした。
大勢の侍を相手にチュチュ姿で闘ったのは久本さん。
いちいちポーズが決まるのは流石。
貫禄ありました。
ゾンビの方は、全員が凄まじい熱演だったので
もっと離れて全体を観たかった。
どれが誰だかわからないうちに終わってしまったので。
とは言っても、ラストの座長の挨拶で
肉離れのことを公表された後、エンディングの
ダンスを中央で踊らせてもらった梅ちゃんの
爽やかな笑顔が近くで見られたし
久本さん柴田さんとハイタッチしたし
最前列はやっぱりいいことも多い。
やっぱり前の方と後ろの方、最低2回は行くべき。

終演後、ダルマ売り場にいたのが
今回、足の指の骨折で出られなかった元気安さん
だったので握手をして励ましました。
目を見て挨拶すると急に親近感がわいてしまいます。

観客の投票によってダンス王を決めるのが
今回のテーマでしたが
どうしても、
演目の中で目立つ役の人に票が集まるので
若手女子たちの個別の見せ場が少なかったのが
かわいそうかも。
それにしても、多数決の投票なのに
日本舞踊の名取である座長や
何人いてもいちばん立ち姿が美しくて
努力家で人気者の梅ちゃん(本当はもっと褒めたい)、
忙しいスケジュールの中で
主役の演目をいくつもこなして圧倒的にうまくて
国民的人気者の久本さん柴田さんたち
ではなくて、
新人で無名の我善導さんがダンス王に選ばれる所に、
WAHAHAのお客さんが
真剣に舞台を観ていることと
ちょっと変わり者であることが表れているような
気がしました。

次回は絶対、2回行くぞ。ということで、
2年先ですが
一緒に行く人、募集中です。



11月9日(木)
WAHAHA本舗ザッツエンターテイメント
踊るショービジネス2 ダンス王 in 名古屋市民会館



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