サキソフォン

♪Side By Side／Kay Starr




夕方、駅の階段を下りて
自分が降りた電車を
踏み切りの前で見送っている時
「なんか冷たい。」と思ったら
雨が降り始めていました。が、
そのまま濡れて歩きました。
歩きながらふと口ずさんだのは
『Side By Side』。
20歳の頃、
アルトサックスを習っていた時に
テキストに載っていて
好きだった曲です。

サックスはある日突然、習いたくなって
習い始めたのでした。
それがまるで天のお告げのような気がして
「私の運命の楽器かも。」
なんて職場の先輩に話した記憶があります。
しかし実際は
ただの思いつきに過ぎなかったみたいです。
音痴の私には向かない楽器と知り
2年でやめました。

運命は
天から勝手に降ってきたりはしないのでした。

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