MUSIC春秋
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 2004年03月08日(月)
トラウマ

♪Head, Shoulders, Knees, And Toes


今日からピアノのレッスンの時間を
夜から夕方に変えた。
行ってみたら
前の生徒のレッスン時間が押していて
しばらく待つ。
2人連れの「前の生徒」は小学2年生くらい。

子供は集中力がなくて荒っぽいのう、
待ってる方の子も行儀悪いし、などと
冷ややかに思ってるうちに
彼女らのレッスン終了。
悲劇はそのあとやってきた。
「わーすごい」
なにが?と思ったら
私の楽譜か。
いや、これは古いだけで初心者用。
というか何十年たっても初心者用の本を
何回も繰り返しやってるなんて
すごいと言えばすごいけど意味が違う。
とにかく早く帰りたまえ、
と思ったら
「ちょっと見たい。」なんて言い出す。
こらこら子供が見るもんじゃねえんだよ。
「じゃあ、指の練習じゃなくて
 こっちの難しい方から先にやろう。」
いや、先生までそんな。
今日は生理痛で寝てたから
調子悪いしほとんど練習できてないんだよ。
キラキラした目でみるなっちゅうの。
ただでさえ下手なのに
人に見られると緊張して手が震える。
ああ情けない。
中学3年の発表会のとき
演奏前におじぎした瞬間
客席の子供に「あ、この人下手な人。」と言われ
激しく動揺して本当にボロボロになった
(というか元々ボロボロだから言われたんだけど)
あの最悪の思い出がよみがえる〜。

しばらくして帰っていったけど
あいつら、どう思ったんだろ?
大人になっても上手くならないみたいだから
ここで習うのやめよう、とか
帰り道で相談してたりして。
先生ごめんよ〜。
家で母親に言うんだろうな〜。
「今日ねえ、大人の人が来てた。下手だったよ。」
な〜んて。
・・・笑えない。

あれから一度も発表会には出ていない。
いつも、
絶対あがるから嫌だ、と断る私に
出ろ出ろと必ず勧める先生が
さすがに今日は
「発表会は・・・出ない、ってことでいいよね。」
と言った。
やっと、わかって頂けましたか。



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