MUSIC春秋
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 2003年12月29日(月)
borderless

♪詩人が死んだ時/ジルベール・ベコー

昨日の話ですが
ROLLYのシャンソンショーに行きました。

それはシャンソンであり
一人芝居であり
ミュージカルであり
ハードロックでした。

身のこなし、指先の動き、そして発声。
どれをとっても、まぎれもない
美しいシャンソン歌手に見えるのに
ドラマチックに歌っているうちに
いつのまにか、あら不思議…
そこにいるのは
背を大きく反らしシャウトする
まるでフレディ・マーキュリー。

音楽にジャンルは無い、とか言う人もいますが
音楽にジャンルは、やっぱりありました。
無いのは境界線。

だけど
ハードロッカーのROLLYも
シャンソン歌手のROLLYも
舞台俳優のROLLYも
あまりにも決まりすぎていて
どれも
怪優・寺西一雄が演じている「作品」であって
ステージのこちら側にいる私には
その素顔は決して見る事はできないように
思えました。

でもそれは私の考えすぎで
2時間のステージの中で3,4回くらい
彼はその素顔を覗かせてくれたのでした。
それがLIVEのいい所。

今年は本当にたくさんのLIVEに行きましたが
これが最終。
最後を飾るのに相応しい
素晴らしいステージでした。
Thank you!



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