ヒカゲメッキ by 浅海凪

 試験前ですが

 ロード・オブ・ザ・リングを観てきました。
 感想というか雄叫びは一応反転しときます。たぶんネスケだと丸見えですが許してください。

 冒頭からメリーとピピンの暢気っぷりに癒されましたが、その後奴らに泣かされました。駆け上がって見送りとか歌とかもう反則ですよちくしょう。
 特に ピ ピ ン ー !
 もうあのボロミア(回想)から跪いて誓うところとか歌とか、 あ お り や が っ て !(あたしの涙を)
 コミカルなところもまた前回に引き続き良かったですしね。前作がメリー頑張る編で今作がピピン成長編です小さい人たち的には。

 小さい人たちといえば何より印象強かったのはサムの辛さと頑張りと強さなわけですが、なぜか剣で戦うかっこいいサムを見るわたくしの脳内では「シャイアより出でし鍋使いの英雄サム」というコピーが浮かび、消えなくなりました。この前テレビで見た第一作で敵を鍋で殴ってたのが印象に残ってて…。
 サムに「帰れ」とか言いさらすとこなんかは、原作読んだときは割とフロド寄りで緊迫感味わってたのに映画で見ると怒り爆発で、おっまえサムに何さらすんじゃゴルァ!? と心の中で罵りながら見てました。
 いっそ主人公はサムにするといいと思います(本気)。裏主人公はスメアゴルで。

 今回わりとギムリが出ていて驚いたんですが、正直人間たちの話は 戦 争 のみに心を惹かれていたような感じで、情動より映像効果と戦争描写に尽きました。ファラミア出陣+歌とかエオウィン父の死とかお定まりのとこでは泣きましたがね。
 ああでも、ガン爺(ガンダルフ)がボロ&ファラ父の執政官殿をタコ殴りしたとことかは笑いました。まわりが笑ってる気配がなくて、耐えるのが大変で。
 執政官殿は炎まみれで城前広場の切れ目から落っこちていくところでも微妙な笑いを提供してくれました。あの切れ目は投身自殺のためだけに作られたとしか思えません。危なくないんですかねあれ。
 あとサムがぐるぐる巻き失神フロドを抱きかかえてるところも大変でした。サムを見ると涙がこみ上げてくるのにフロドで笑うんですよ。それが交互にくるんです。
 サム、顔だけじゃなくて他のところも出してあげて! て感じでした。ホントあれはどうにかならんかったものか…。

 話が前後しますがガン爺について素朴な疑問があるんですよ。
 なんで彼は魔法でドカーンと敵をやっつけないのですかね?
 人間に向けて発射しちゃいけませんとか決まりがあるんだろうか…。サウロンもサルマンも間接的な方法でしか人間害してないし。
 しかしまあそれはそれとしたって、杖と剣で敵をバッサバッサと切り捨てるのもいいけどアンタその杖は魔法を使うためのもんじゃないんですかと問い詰めたい。そんなに人を切ったり殴ったりしたいのかこのバイオレンス魔法使いめと。

 で、終わってみて思うのは原作ほど後味悪い感じがしなかったなあということなんですが、その分なのかどうにも印象が薄いんですよね…。まあ完全無欠のハッピーエンドって筋じゃないので仕方ない部分もあるとは思うんですが、どことなく消化不良のような感じがして。
 もしかしたら、もう一回くらい映画館に行くかもしれません。この消化不良をどうにかしたい…

 …まさか、それを狙って…!?(いやありえないから)


 そういえばバレンタインでもあったんですね、今日。すっかり忘れてましたが。それでカップルが多かったのかー(今更)

 これはネタバレではない(たぶん)のでオープンで。
 指揮官ぽいひととか櫓押してるおおきいひととかサウロン軍が造形的に大ヒット。破城槌の形とかもう火ぃ噴いちゃったりして反則的にカワイイ。
 サム・ピピンやギムリなどちいさいひととともに我が心のオアシスとなりました(本気)

 総括:今年は「いざ来てみると入りたくない」が流行るといいと思います。これには笑った。

2004年02月14日(土)
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