鎮痛剤の話

今回、手術を受けるに当たって
「術後は必ず鎮痛剤を使ってもらおう」と固く決心していました。

というのも
かなり昔の話になりますが
息子がたいそう可哀相だったからです。

息子が幼稚園の時、手術を受けました。
「陰嚢水腫」という病気で、今回と同じ日赤での手術でした。

普段根性なしの息子ですが
手術の時は「普通の時じゃない」ということがわかるらしく
血液検査の採血でも、泣き声ひとつ立てずによく我慢しました。

その我慢が、却って徒になり
手術のあと、ベッドに戻ってきた息子は
「痛いよぉ痛いよぉ」と、小さい声で訴え続けます。
手を握り、頭を撫でながらなだめていましたが
あまり言うので看護婦さんを呼んで「痛がってるんですが」と
訴えたら

なんと

「座薬(鎮痛剤)入れてないからね」
ええっ?! どうして?!
「痛がらなかったから」

おい!!!(怒!)

痛いって言わなくたって、麻酔切れれば痛いに決まってるだろう!!

入れてください、今すぐ使ってください!

可哀相に、息子は頑張って泣き言を言わなかったが為に
鎮痛剤も入れて貰えなかったんですね。

人間、我慢しちゃイカン!
そう学習した海乃は(ちと違うけど)

今回、手術が終ったら
痛かろうが痛くなかろうが、必ず鎮痛剤を使ってもらおう、と

固く決心していたのでした。

というわけで
術後、意識も朦朧としていて、痛いかどうかわからないうちに
まずは鎮痛剤を要求した海乃だったわけです。
翌日も「診察でいじられたら痛いに決まってる」と思いこみ
朝から鎮痛剤下さい、と看護士に連発(笑)
見事10錠の鎮痛剤をせしめましたが…

結局そんなに使わないで済んだので
現在 手元にまだ半分の5錠が残っています(笑)

ま、頭が痛くなった時にでも使うさ!
2004年05月01日(土)

花のもとにて / しっぽ

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