その7(手術後)

手術当日は飲食禁止でさぞ辛いだろう、と覚悟をしていた割に
それほどでもなかったのですが…

術後 ベッドに戻ってからが辛かった。
既に消灯時刻は過ぎていて(何しろ病院ですからねぇ、早いです)
周りはしーんとしているし、騒いじゃイカンと思うのだけれど
口とのどが渇いて水が飲みたい。すごく飲みたい!!
「11時になったら」と言われたその時間が待ち遠しいこと。
声こそ出さないけれど、輾転反側してほとんど眠れず。
お隣のベッドの人が「何か手伝えることがあったら言ってくださいね」と
カーテン越しに声をかけてくださって、涙が出るほど嬉しかったです。

11時。
ただの水道水(ぬるい水!)を看護婦さんに汲んでもらって
半身起き上がって飲む。 あ。 口元が変!
ま、何でもイイや、水が飲めれば。

「エコノミークラス症候群」って知ってますか?
長時間同じ姿勢でいる事によって足に血栓ができ、
それが肺に詰まってしまうという病気です。今結構知られてきてますよね。
「肺動脈血栓塞栓症」というのが正式名称だとか。
手術でもこれが起こる可能性があるのだそうです。
で、その予防のために「弾性ストッキング」というのを穿いたのですが…

このストッキングが思いの外鬱陶しい。かなりキツいんです。
「ええい、脱いじゃえ」と朦朧としたまま脱いだら
「朝まで穿いててって言われませんでしたか?」と
見回りに来た看護士さんに怒られてしまいました。
あ、言われたかも、脱いじゃったかも と寝ぼけ眼で返事して
また穿きなおし(ああもう、鬱陶しい!)
朝になったら尿管も取れるし動けるし、と
朝6時が待ち遠しかったです。


そういえば
午前中、昨日借りた本を少し読んでいたらまた頭痛が始まった。
「また」というのは、私、頭痛持ちでして。
目を使ったり肩の凝ることをしたりするとすぐ頭痛がするんです。
右目の奥から右の後頭部、頸すじあたりを母に押してもらいながら
ふと 考えました。
「顔面神経」を医者が一番心配しているけれど
その腫瘍がもし 顔面神経を 実際に圧迫しているものなら
もしかすると この頭痛も 幾分その影響があるのだろうか?
そういえば
いつも頭が痛くなるのは 右目の奥から 頭の右側 頸も右側
必ず右側

これは…
「痛くも痒くもありません」じゃなくて
それなりに症状が 出て、いた、のかしら?
う〜むむ…

腫瘍を取った後、頭痛が良くなったら
それも一因だった ということになりますよね。

さて 
どうなることやら。
2004年04月18日(日)

花のもとにて / しっぽ

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