続き。

大腸の内視鏡検査の続きです。

途中、同じ所を何度も何度も見ている様子なので
もしや異常が発見されて繰り返し見てるのでは、と思ったら
また身体が緊張してしまって「あ、ちょっちょっちょっと待ってください!」
止めて貰って深呼吸。
しかしその前に痛みを逃そうと、かなりの時間短促呼吸をしてるので
既に過呼吸の状態で、指先が痺れ始めてます。

過呼吸はお産で何度も経験してるので、慌てることもなかったのですが
それが分かったからと言って苦しさが軽減されるわけでもありません。
どんな加減か何のためにか、空気を入れつつ看護婦がお腹をぐいぐい押さえる。
それだけでも苦しいのに、なおかつカメラが入ってくる様子がわかる
この痛みと嫌悪感。
途中であばらにぶつかって「痛い!!」ツーンと肩まで鋭い痛みが走り
脂汗が滲んできてしまいました。
この頃になると、全身の緊張と痛みでますます過呼吸がひどくなり
手足の痺れに加えてガタガタ震えが来てしまいました。
これもお産の度に、つまり過去五回に渡って経験している事なのですが
だからといって痛みも震えも止まる訳じゃありませんし。

既にカメラ入れてから45分ほど経過、もうモニター見て喜ぶ余裕は無し。
胃のあたりに痛みが走って「痛い痛い、いたたたた…」と涙目で訴えた後
医者がおもむろに
「かなり長くなってしまいましたし、鎮痛剤を使います。」
ほえ?鎮痛剤?今から?…
「あの…まだ時間かかるんでしょうか?」既に青息吐息な海乃。
「もう少しですね。ここ(横行結腸2/3くらいの位置)迄来てますから
 今までかかった時間から比べればちょっとです。20cmか30cmですね。」
「それなら我慢しますが。」瞬きした途端に涙がこぼれてびっくり。
「いえ、ご本人も辛そうですし、身体が緊張して腸が収縮してしまってるので」
「この注射をすると痛みも無くなりますし、緊張もほぐれますから」
…だったらもっと早く打ってくれよ!!!

その注射を打つとすぐ頭がぼーっとしてきて、痛みも苦しさも半減、
カメラは順調に奥(盲腸)まで到達して、あっさり検査は終了しました。
カメラを抜きながら(これがまた気持ち悪いんだ!!)
「内視鏡で見る限り特に異常はありませんでした。」
あああああ良かったぁ、もし「これからポリープ取ります」なんて言われて
これ以上長引いたら泣き出す所だった!!

尻切れトンボですが、長くなったのでここまで。
後始末はまた9日の日記にて。
2004年01月08日(木)

花のもとにて / しっぽ

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