Mimi の映画感想記

2004年10月11日(月) ギルバート・グレイプ

ジョニー・デップが出てる、というだけで借りてみた映画。
タイタニックでブレイクする前のレオナルド・ディカプリオが知恵遅れの弟を演じているが、上手かったのでたまげる。
すごいなあ、ハリウッドで売れる役者ってやっぱり底力が違う。

「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督(スウェーデン出身)と聞いていたので見て納得。
同じ雰囲気の画面、良く似た色合いの風景。そして静かな人々。
アメリカ映画っぽくないなあと思ったらやっぱりヨーロッパ人の監督だったんだ。
これは彼のハリウッド進出第一作なのだそう。

ショコラでもジョニー・デップがかっこよかったけど、作品としてはサイダーハウスのほうが好きだ。
でも淡々として人々を静かに描写していくリズムは同じ。
大きな事件も派手なアクションも無く、でも確かに何かが変化するドラマ。
面白いなあ、こういうの。

ハリウッドらしく最後はハッピーなまとめだったのが救い。
これがヨーロッパ映画だったらおそらく主人公一家は離散して行方知れずになっていただろう。

ひとりでじっくり鑑賞するのをおすすめする映画。


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