私季彩々
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旅慣れている訳ではないが、慣れている人には憧れる。何もないと思われるところで楽しめる人や、自分が何も感じないところで楽しんでる人は素敵だ。 志向はマニアックだ。人気スポットよりも下町や庶民情緒溢れるところ。絶景ポイントよりも、インターネットでこぼれている小スポットに惹かれる口である。
とはいえ、今回の大阪出張。上司のいいかげんな計らいで1日目は実質OFFになった。で、行ってみたのが典型観光地である大阪城である。これが・・・、良かった。私はなんと言っても歴史が大好きなのであった。北海道に居て忘れていたが、本で読んだ事が個々で起こっていたというだけで興奮する。今歩いている石畳の上を、秀吉や利休が歩いていた。真田六文銭がはためいていた。 3人で行ったのだが、私だけ時間がいくらあっても足りなかった。名残惜しく去った。ああ、ゆっくりしたかったなぁ。誰かと行く時の理想は、入口は一緒でも途中はそれぞれ好き勝手、出口でばったり会って終了時刻は同じくらい、なんての。だったら一人で行けばいいじゃないの、と言われそうだが、それはそれで寂しくもある。なんて私は贅沢なのかしら。
もうひとつあった。天王寺動物園に行く途中、新世界を通った。通天閣のあるあの下町。こここそ大阪と感じ、ここでお好み焼きなり串揚げなり食わないと!と主張したが、結果はクーラーの効いた軽食屋でカレーライスである。なんでやねん。すぐそこには、焼けた男達が立ち食いでビールを昼間から飲んでいる。小さなテレビをつけておばちゃんが何やらしゃべくっている。威勢のいい姉ちゃんが呼び込みをしている。警備の姉さんに男がひたすら絡んでいる。「つったてるだけで金もらっていい気なもんじゃのぉ!」ってな感じ。ここで夜来たら面白いだろうねって、今でも十分面白いやろって。うむ、思い立ったら吉日じゃなくて吉時。今じゃないか。折角サボっているのだから、思い切りサボろうじゃないか、と炎天下の大阪を 愚痴りながら楽しんだわけです。
北海道に戻るとやはり涼しいわけで、私は他を知らずしてここに骨を埋めようと思っているわけで。でも、日本は素敵なところだらけ。少し、内地の厚さに思いを残し。 またいつか、旅に出ましょう。同じ時計を持った人に会えたら、例え一瞬でも生きてて良かったと思えるんだろうな。
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