私季彩々
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2002年02月15日(金) アルバイト

 バイト先で2人辞める事になった。

 一人はバイトから正社員になったばかり。浪人中だったのだがやはり諦めきれないので来年はきっちり勉強に専念するとの事。二浪の女子ということになると、いろいろと大変なのだけれど。

 もう一人は、社長と私以外唯一の男の子。気軽に話せる子だっただけに残念。全部が女というのにはちょっと辟易してしまう。
 彼は獣医になりたいと頑張っていたわけだが中途半端は否めなかった。学費の面などを心配して勉強に集中できなかった事、何より今の獣医学部のレベルが高すぎる事がネックだった。私立も総じて高い。並行して来年の職探しも念頭に入れていて、それを見越しての退職だ。

 はじめて就いた仕事に慣れてくる頃、その仕事を一生の仕事にすることを考えると本当にこれでいいのかと誰もが悩むだろう。彼は今の仕事は好きだけれど、ずっと続けるとなるとキャリアアップできないことに焦燥感を持ったわけだ。確かに職人技的ではあるけれど、半年もすればほぼマスターできるわけでそこから先がない。一緒にはたらいている30代の女性の姿をみて、ずっとそのままでいることに不安があるということだ。人と接する機会などがあればまた違うのだろうけれど。

 組織というものをみると、日常作業的なものを安定して続けてくれるというのはかなり重要な事だ。ここがふらつくと何も進まない。けれど、最終的な仕事は獣医師の肩書きでするので、彼らはなかなか仕事でのキャリアアップが出来ない。業務内容は一つなので、ほかに仕事を広げる段階にはない。

 誰もが十分なキャリアをつめる、そんな仕事を提供するというのは大変な事だろう。まして、家族を養えるほどの給料を払える仕事バカ理で成り立っているわけではない。企業は安い労働力を求めているわけだし、払えない状況にもある。全てを正社員並にすれば、公務員のような高コスト体質になってしまう。そのような仕事であっても納得できるプライベートというものをもてるかどうかが大事になってくる。

 といいつつも、彼も生計を立てられる仕事が必要だ。ただそれが見えないだけに、次もそう長くは続かないのではないかといっている。
 世はフリーターをさげすむ事もまだまだ多いけれど、彼らも年を取るごとに不安を増していく。仕事を自ら切り取っていく人々には笑われそうだけれど、彼らに安定以外にもっと進展のある仕事を提供できないのかと、私は常々考えてしまうのです。 Home&Photo


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