| 2005年08月20日(土) |
8/21KONTA『だるまさんがころんだ』@下北沢ザ・スズナリ |
燐光群『だるまさんがころんだ』@下北沢ザ・スズナリ 2005.8.14〜31 作・演出:坂手洋二 出演:中山マリ/川中健次郎/猪熊恒和/大西孝洋/下総源太朗/鴨川てんし/ 佐古真弓/KONTA/小林さやか/JOHN OGLEVEE/江口敦子/樋尾麻衣子/ 宇賀神範子/内海常葉/向井孝成/裴優宇/久保島隆/杉山英之/小金井篤/ 工藤清美/塚田菜津子
KONTA目当てで観に行った久しぶりの演劇。演劇界には思いっきり疎いので 全然知らなかったんだけど、初演ですでにとても評判がよかったらしく 都内では3回目の公演だそう。この後には沖縄や神奈川でも上演されるし、 何気にたくさん受賞→鶴屋南北戯曲賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞etc...) 売切公演続出で、私が取ろうと思った土曜の昼の部は残り2席でした。私が 買った後の残1席もすぐ売れちゃってたぽいし。すごく有名な人がいる訳でも ないのに、こういういいお芝居の情報ってどうやって広まるんだろ?不思議☆
暗転した途端に爆音!サマワに派遣された自衛官2人のシーンから始まりです。 そのうちの1人、ハセガワがKONTAの役でした。暗転する度にシーンが変わり、 地雷を作る父親のいる普通の家族(鴨川てんしさん演じる父のひとこと、 「今日は事件があってな…」の繰り返しがものすごく効果的!)、自分の身の 安全のために子分に地雷を集めさせるやくざとそれに従い奔走する子分たち (彼が探し出した、地雷を持っていそうな人たちとのやりとりが面白い!)、 地雷の犠牲になる村人と難民、、、などなどなど。燐光群の劇団員が様々な 役を入れ代わり立ち代わり1人何役も演じていくのだけど、それぞれの役者の レベルがすごく高いせいかそういうことが全然気にならず、観ている私も 役にすっと入りこめ、しかも観終わった後にそれぞれの役者の顔の印象が 強烈に残るという、素晴らしい舞台。いやぁ〜文句なく激面白かった!!! 地雷と地雷除去の題材をオムニバス形式で、しかもエンターテイメント作品に 仕上がってるところが素晴らしいと思いました。地雷と戦争をめぐる演劇と いうと重苦しく真面目なムードになりがちだけど、蓋を開けてみればずっと 笑っていました。どっちかというとブラックな笑い満載。でもその笑いが、 その場だけのわははではなくて、普通の家庭と戦場(地雷)が実は隔たりなく つながっているということを嫌でも考えさせてくれる、そこまで問題を持って きてくれることがこんなにも掴まれた要因では?と思いました。「だるまさん がころんだ」の意味が、観終わった後により自分の気持ちに響いてくるのが、 この作品の見せたかったところに通じているとしたらとても嬉しいですし、 最後の「だるまさんがころんだ」で、2人から始まったこの遊びが、徐々に すべての人を巻き込んだ遊びになったシーンにはとても感動し刺さりました。 素晴らしい舞台を観れて、更に燐光群という劇団にとても興味が湧きました。 役者さんがそれぞれとてもよかった。特にアロハの男や警察官や商人の役を 兼任してた下総源太朗さんが気になります。軽〜いカンジの演技が私のツボを ぐぐっと刺激☆表情がすごくよくていっぱい笑かせてもらいました。他の 出演作品も観てみたいなぁ。調べたら「オートバイ少女」にも出てたみたい。 今度ビデオ借りてこよっ♪「今日会社で事件があってな…」の父役の鴨川氏も すごくよかったし。てかこの劇団事務所、前のバイト先と目と鼻の先なので KONTAも近くまで来たかなーなんてミーハー気分でたまに横を通ります(アホ) もちろんKONTAのハセガワもすごくよかった。特に生声はステキすぎるです。
そんな感じですごく楽しんだお芝居☆観れてほんとによかったです。地雷に ついて、平和について、自分なりにもう少し考えてみようと思っています。 あと、何が一番良かったかと言えば、映画でも小説でもなく、役者の生の 空気を感じることができる演劇でしか伝わらないものが確実にあったこと。 何よりもこれを演劇で表したことの意味が重要なお芝居だったと思います。
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