おならでぃず
ライブ&映画のくり的感想。

2005年04月17日(日) 4/16『コーストガード』@新宿シネマスクエアとうきゅう

"韓流シネマフェステバル2005"
『コーストガード』2002韓国
監督&脚本:キム・ギドク
原題:海岸線/Coast Guard
出演:チャン・ドンゴン/キム・ジョンハク/パク・チア/etc.

いやーもう明らかに場違いな客多くてイラつく!!!(ほぼ女の客)
イケメン俳優目当てのアホ客は死んでくれ!と思いました!(隣の女)
キドク監督の映画はそうじゃないんだーと何か叫びたかったです。
(わかんねーやつは一生わかるなー的な)
チャンドンゴンがどうしてもキドク監督と一緒にやりたくて自ら志願して、
低ギャラで引き受けたそうです。ブラザーフッドのあの演技はこの映画が
あってこそだと思いました。チャンドンゴンの真面目っぷりが好感度大。
水際の女。汀の女。水というモチーフは監督の他の作品でもよく出てきます。
残酷な描写。なのにどこかで美しいと思わせられる。痛い。痛いけど美しい。
あちらの世界とこちらの世界、その境界線の不安定さ。正常と狂気の境目。
見る側、見られる側。誰が味方で誰が敵か。何が正しくて何が間違っているのか。
こういう世界感は安部公房に通じる部分かと。作風は段々と変わっていくけど、
根本のところが変わってないのがわかってとても嬉しいです。さすがキドク監督!
でもこれ万人受けはしないっすね。苦手な人は間違いなく苦手かと思われー。
ラストとか大好きです。軽い気持ちじゃ観れないかも。ものすごく濃くて痛くて。
「過去は過ぎ去った」の歌詞が良いです。染みました。てか刺さりました。
私は「魚と寝る女」でハマったくちですが、毎度毎度ステキ作品を作り出す
キドク監督にメロメロです。すべての作品が映画にする意味がある映画だなと。


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