話は、お正月に旦那の実家に行った時の事だ。

今までにも１．２度くらいしか会った事の無い

旦那の叔父夫婦がたまたま年始に来ていた。

そこに、運悪くなんだか運良くなんだか知らないが、

私ら夫婦がお邪魔したんだわな、これが。


で、この叔父夫婦の奥さんと言うのが非常に饒舌で、

話も楽しい人だったため、ついつい、私も調子に乗っていたのだが、

何の拍子にか話が「昆布」に至った。






すると、突然それまでは「寡黙？」と思っていた叔父さんまでも

口から泡を飛ばす勢いで話し始めたのだ。






「昆布水、昆布水が良いのよ〜」

「家なんか、毎日のご飯を炊く時に入れてるんだ」

「これを食べてから体調も絶好調で」

「コレステロールも下がったのよねー」

「作り方は簡単。水を入れたビンに入れておけば良いだけ」

「三回くらいは使えるから」

「絶対やりなさい。皆にも勧めてるのよ」






と、絶賛する事、いとま無し。同じ内容を何度でも。

しかも、夫婦が同じことを輪唱するんだから物凄い。

（いやいや、今奥さんが同じこと言ったから）

と、心で突っ込む事度々。しかし叔父さんはひるまない(笑)。

加えて、無口な我が旦那を通り越し、私の目を見て話すのだ。

二人して・・・いやいや、旦那の両親と四人して。

全員が私の目を見て話している。

しかも、少しずつ違う話を！！

誰に頷けばよいのやら、誰の話を聞いたら良いのやら(-。−;)。

聖徳太子じゃ無いっつーの！！






仕舞いには、お義母さんが台所から昆布を持ってきて

力いっぱい折りたたんで私にくれた(笑)。

今、我が家の台所の棚にはその昆布がある。

夫婦して昆布を見るたびに

「・・・・・昆布水？」

と、合言葉を交わす毎日。

まぁ、一度くらいは試してみるけれど、

それにしても凄かった。凄い絶賛の嵐だった。

次に会うまでには試してみない事には、絶対に突っ込まれるに違いない。






あぁぁ昆布水。壮年世代を狂喜乱舞させるほどの魅力なのか・・・・？