なんで難しく考え過ぎちゃうんだろう・・・? - 2006年10月03日(火) 来週着工予定のお店の見積りが各社から送られて来た。でも、どうしてこんな金額になってしまうんだろうか・・・?どう考えても理解に苦しむ金額のところもある。部分改装だからスケルトンの状態から新しく造り込むのよりは手間も掛かるのはある程度理解出来るけど、果たしてそれがここまで金額に反映されてしまうレベルなのだろうか? サラリーマン時代は設計施工の会社にいたからこういう見積りのカラクリもテクニックも分かるのだが、それにしても常識の範囲を逸した内容では不信感さえ覚えてしまう。拾い出し方の違いと言うか、内容を難しく考えれば考えるほど金額は高騰していく。下請けさんから出て来た見積りに自社のマージンを乗せただけだからこうなってしまう場合もあるのだが、もっとシビアに拾い出しをしたり、出て来た見積りをしっかりと検証していかなければどんどん高くなってくる。 しかも、こういうケースの場合、元請業者よりも下請け業者の方が儲かってしまうという現象が起きる。例えば難しく考え過ぎて工賃50万程計上したとする。しかし、実際にやってみたら30万の人件費で収まったら20万も余剰利益が出て来ることになる。こっちも素人じゃないんだから実際にどれだけの人件費が掛かってどれだけの日数で終わるかくらいは分かる。そう考えるとどうしても提出された見積りの正当性というものに疑問符が付く。 確かに部分改装は見えて来ないところが多いから大変なんだけど、常識の範囲というものであれば理解出来るし、どんどん難しく大変だと考えてしまえばそれが偽りの常識となってしまうのが怖いのである・・・。1人の職人が1日で終わる工事内容なのに多額の工賃ということは見方を変えれば著しく生産性が悪いということにもなる。職人に支払う工賃というのは決まっている訳だし、それが数人工分も計上されているということは1日では終わらず数日掛かるということになる。 そういう不透明な見積りをきちんとチェックするのが設計事務所の仕事であるが、中には設計事務所が入ると細かくチェックされるから嫌がる業者もいると聞く。実際にそういう業者が引っ掻き回し現場の途中で降ろさせてもらったケースもある。施工側が勝手に設計変更したり、要は工事をやり易くしたいからそのような可笑しなことをするのだが、店舗業界もまだまだレベルが低いのはこういうところが存在しているということも起因している。 良心的なところはいいけど、巷にはまず初めに自社の利益ありきという見積りや仕事の進め方をしているようなところはまだまだ多い。設計施工でやっているとことがそれが出来るが、設計事務所が入る場合はそれが出来ない・・・。でも、依頼する側も設計と施工をきちんと分離して考えるようにしないと結局は高い買い物をさせられるケースも多いということである。 こういうところが建築と店舗(内装工事)との大きな違いでもあり、悲しいかな店舗が下に見られてしまう所以。「見た心算」という名の「見積り」ではなく、きちんとそれが妥当かどうかの検証をしたものを提出して欲しいものである。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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