何考えてんだか? - 2005年11月02日(水) 深夜に帰宅してメールチェックをしていた。殆どのメールはモバイル端末で出先でチェックしているのだが、事務所のPCでしか受け取れないアドレスに届いたものは戻らなければ見れない。先日の日記にも書いたが「そばうどん」(柴田書店)の広告原稿を代理店の方で制作中で、それのやりとりをメールで行っていたが、原稿のファイル容量が大きい為事務所のPC宛に送ってもらっていたのである。 メールを開いて驚いた・・・。そこに書かれていた内容とは・・・?デザイナーからのメールをそのまま転送してしまったみたいだがお粗末過ぎるね。そのままコピーしてここに移すことも出来るだが、まあ呆れたというか、何考えてんだかな?という感覚であった。あまりにも稚拙すぎて怒る気もなれない。でも、これはプライベートメールではなくビジネスメールである。そこでこれはないよね!ということで、直ぐに担当者へメールを送り、広告制作に関してのキャンセルを申し出た。それに値するだけの行為であったのでやむを得ないこと。深夜にも拘らずまだ仕事をしたらしくメールをみて直に電話を掛けて来たのだが意識して出なかった。すると留守電にお詫びの言葉が入っていたが、既にそういう次元の問題ではない。 暫くして今度は携帯が鳴ったが、その担当者からの電話であった。今度は出たのだが延々と謝罪を続けているが、私自身の考えは変わりませんということを伝えた。しかし、変わらず延々と謝罪を続けているのでこちらからの言い分を伝えた。 「起こったことは既に取り返しは付かないが、それに気付いた時点で他にやるべきことはあったはず。それがわからないのはビジネスマンとしては失格なのでは?」と。すると相手は黙ってしまったが誰でも失敗はあると思うし、完璧なる人間などいない。でも、失敗をした時点で次なる行動として相手に対してどういうフォローをしなければならないかを考え、実行するのが本当のビジネスであると思う。それを考えもしないで放って置いたことは完全なる彼女のミステイクである。 だから広告制作のキャンセルを申し出た。今更キャンセルされても困るであろうし、向こうも必死ではあったが、とにかく出版社の紹介の代理店でもあるので担当の方に相談し、最終的に判断しますということで電話を切ったのである。 まあ、簡単なるイージーミス・・・。でも、それがビジネスの世界では命取りになるということである。一番やってはいけないことを不注意により起こったほんの小さなミス。本人の中では軽く謝罪すれば済む程度の問題と思っていたのであろうが、それは相手にとっては許すことの出来ないことでもあるということ。小さな不注意がこれまでの全ての努力と時間を打ち消してしまったのである。 -
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