ちょっといいかもしれない・・・ - 2005年10月24日(月) 今年の「そばうどん」(柴田書店)の広告原稿がほぼまとまってきた。今回は代理店も変え「シンプル」をテーマに作成している。去年のものはアレはアレで気に入っていたのだが、本来主張しなければならない部分が全体の背景の中に埋もれてしまい、焦点がちょっとボケてしまった反省から今年は本当にシンプルにまとめている。 最初に一昨年まで使っていたものを更にシンプルにして欲しいというお願いをして上がってきたラフプラン3点の中から一番シンプルなものを選び、そこから更にもっともっとシンプルにして欲しいいというオーダーを出し、数回の修正を重ねて漸く最終的なものがまとまりそうである。 ポッチーランドという表記も小さなものにしているし、電話番号もHPやメールのアドレスなども小さくシンプルにし、住所は敢えてローマ字表記にした。そうすることによってよりシンプルに繊細な広告に仕上るのではないかと思っている。広告というとどうしても目立たせることに重きを置いて何を訴えかけているのかわからないものになったり、野暮ったい感じになってしまうものが多いが、デザイン事務所に相応しい広告と主張を今回はテーマとしている。 野暮ったさを敢えて全面に出してやるところもあるだろう。業種や職種が違えば当然訴え掛けの方法も違ってくる。今回は本当にここまで削ぎ落してもいいのだろうか・・・というところまでシンプルにまとめてみた。たぶん、パッと見たら何処の広告か分からないだろう。しかし、興味を持っている人には直に分かような感じになっている。見る人全てに認知してもらう必要性はないと思っているので、本来のうちのターゲットの人達に気付いてもらえれば良い訳である。だから敢えてフォントも小さなものにし、色使いもシンプルして、一番見せたい写真だけが浮き上がって見えるようにしている。 -
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