これって創作? - 2005年09月05日(月) 最近、不思議に思うのだが「創作」の意味合いである。よく見かける「創作料理」やら「創作居酒屋」という看板を掲げたお店がやたらに多いが、中身的にはなんでもあり!というのが「創作」と勘違いされているような気がしている。創作とは本来は基本がきちんと出来ている中での発展系やアレンジだと思っているが、昨今の風潮はそうではなく、奇を衒った物が全てその括りとして一まとめにされている。 味付けもいろんなものを混ぜて濃くすることによって素材の良し悪しも分からないし、中身は何でもよくって単なる見た目と味付けだけの料理としてしか感じられないものが多過ぎる。今晩たまたま入ったお店もそんな感じであった。盛付けは綺麗だが食べてみてお世辞にも美味しいとは言えない料理。でも、それを美味しそうに食べている若者が沢山いる。ジャンクフードばかり食っている人達にはこれは物凄いご馳走や高級料理という風に感じているのであろうか? もう少しシンプルな素材そのものの味が分かる料理が食いたいな。そういう中での料理人の創意工夫が感じる「創作料理」がね。 -
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