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コストダウン - 2005年06月02日(木)

店をつくる際にいつも問題となるのが「コスト」である。デザイン事務所として図面を描き、それに基づいて施工業者さんに見積りを出してもらい、それをチェックしながら予算に合うように調整を掛ける。その流れの中で最初から予算に合うような図面は描かないから当然の如く調整をしていかなければならないが、出来る限り現設計のイメージを崩すことなく調整するのが求められる。

提出された見積りをチェックしていくと幾つかの壁にぶち当ることになるが、それは何かというと突っ込んだコストダウンをするには施工業者さんの更に下請けのところまで遡らなければならないということである。いくら施工業者さんに細かいことを言っても正直なところ下請けさんから提出された見積りに自社の利益を乗せて提出されるだけの場合が殆どで、その段階でいくら突っ込んでコストダウンを訴えても、末端の業者さんにその意識がなければ下がる筈はないし、その辺のことをしっかりと改革していかない限りは本当のコストダウンなど在り得ないと思っている。

これまでの例としてこういうことがあった・・・。やり慣れていない工事内容だと不安だから危険負担を乗せてしまったり、どう考えても10万ほどで出来るものが20万25万という見積りで提出された場合、最終的に当初からこちらで設定した予算枠で納まれば、その差額は丸々利益となり、それの殆どは末端の業者さんのものである場合が多い。やったことがないから高くするというのはどうしても納得出来ないことで、そういう部分での技術革新というかレベルアップも求めていかなければならないと思っている。

工事の業種によっては元請けの施工業者さんの下に数社の業者がいる場合もあり、末端の業者さんからその都度それぞれのマージンが加われば最終的には元値からは掛け離れた金額になることさえある。「見積り」とは「見た積もり(心算)」とも読める。表現は悪いが大雑把なところもあるということで、提出された図面を見て「これくらいかな?」ではなく、もう少し踏み込んでの算出をして欲しいと思う。元請け業者さんも下請けさんからの数字にただ利益を乗せるだけでなく、何故この金額になるのかという疑問を持ち、下請けさんとの調整をした中での見積りを提出して欲しいと思う。末端から最終チェックの段階まで全ての人がそういう意識を持っていかなければコストダウンにはならないのである。

こういうことは全体として考えていかないと本当に難しいことで、設計事務所としての立場と共に業界全体の不透明さの改善の為に取り組んでいきたいと思う。



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